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子どもの教育費はいくら必要?

はじめに

こんにちは。

人生の三大支出とは、教育・住宅・老後にかかる支出のことを言います。

我が家は上の子が小学3年生で、中学受験をして私立に通わせるかどうか、そろそろ考える時期に来ています。

 

私立か公立か?

小学校から塾通い?

いや、幼少期はのびのび育てた方が良いのでは?

 

なかなか結論が出ない方も多いのではないでしょうか。僕もそうです。知識・教養・経験・学歴があれば、それらが人生において有利に働く確率は高いと言えますが、家族や友達と遊んで過ごす掛け替えのない時間を塾通いで消費させるのには抵抗があったりします。ただ、超エリート校の開成にしろ、エスカレーターで大学まで進める慶應にしろ、質の高い教育を受けられる、就職に強い、ハイスペックな人脈と巡り会えるなど、将来にわたって手に入れられるものは大きいと考えています。僕は公立の小・中・高を経て国立大学に進学しましたが、我が子が望むなら、それに見合う学力(地頭)があるのなら、私立中学に進学させることも考えたいと思っています。

価値観はそれぞれですが、いずれにしても、教育費については今のうちからシュミレーションして準備しておきたいですね。と言うことで、一応お金のことを書いているブログでもありますし、今回は子どもの教育費について考えてみたいと思います。子育て中の皆様のご参考になれば幸いです。

子ども1人の学費は最低でも1000万円必要 

 

学費のみならず、塾や習い事も合わせて考えると子ども1人を育てるのに最低でも1000万円が必要とも言われています。バレエやピアノ、私立進学など、より良い環境を求めると学費は青天井。可能な限り高度な教育を与え、やりたいことはやらせてあげたいのが親心です。が、無い袖は振れないのも事実。

教育にどこまでお金を掛けるのか、最適解を導き出すことは難しいですが、収入とQOL(生活の質)の両面を考慮して判断したい所です。大学で無利子の奨学金が貰えるのであれば良いと思いますが、あくまでも基本は収入・貯蓄の範囲内でやり繰りする必要があると思います。

 

小学校~高校の学費

 

476万円(全て公立)~1671万円(全て私立)まで大きく開きがあります。各学年毎の費用は以下の通りです。学費に加えて給食費、校外学習費(塾や習い事など)を合算した額です。なお、高校は全日制のデータになっています。

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文部科学省 子どもの学習費調査(平成30年)より

 

オール公立の場合は中学3年生がピークになります。高校からは学力に応じて進学先が決まるので、少しでも偏差値の高い高校に入ることを目標にするため、塾の費用が嵩んでくると言うことですかね。高校3年生の学習費は思っていたよりも低いです。ただ、進学か就職かで二極化しそうです。進学だと塾や予備校でそれなりの費用が発生することが想定されます。今の予備校の学費相場を把握できていませんが、年間40万円では利かないと言うのが印象です。
一方、私立の場合は小学1年生がピークです。ただ、その後も高校1年まではコンスタントに100万円以上が必要になります。私立の特徴は、小⇒中⇒高と進むにつれて学習費が低下傾向にあると言うことでしょうか。僕の知らない世界ですが、なかなか興味深いデータかなと思いました。公立はほぼ一定なので、その差がどんどん埋まってきますね。

 

大学の学費

 

公立/私立、文系/理系/医歯学部、自宅/下宿で大きく変わってきます。大学4年間(私立医歯系は6年)で掛かる費用(学費+α)は以下の通り(単位:万円)です。学費の違いはあるものの、下宿するか否かが割と大きいかなと思います。下宿して国立大学に通うのと自宅から私立大学(理系)に通う費用がほぼ同じです。地方在住の方は特に、下宿込みの費用まで備えておきたい所です。

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セールス手帖社保険FPS研究所「ライフプランデータ集(2020年版)」より

 

なお、ここには書いていませんが、司法試験合格を目指すなら法科大学院に通う必要があります。また、僕もそうですが、企業で研究職に就くなら大学院修士課程まで条件になっている企業も多いです(業界にもよるかと思いますが)。場合によっては、更なる学費が掛かってくる可能性があるとの認識は持っておいた方が良さそうです。

 

おわりに

 

子どもを大学まで通わせる場合、1人当たり最低でも1,004万円(すべて公立、国立の場合)必要と言うことですね(実際にはもっと掛かると思いますが)。どこかで私立に通うとそれ以上になりますね。そして、子どもが2人いる家庭にとっては最低額は2倍に増えることになります。

いつ(何年生の時に)、いくら必要なのかの目安も分かりました。いつ、いくら必要かが分かると、家計の範囲内で賄える(収入が教育費含めた支出を上回っている)のかどうかがイメージしやすいです。家計の範囲で賄えない場合は、積み立てた資産の取り崩しから捻出すると言うことになります。貯金をする、株などで運用すると言った備えが必要と言うことですね。

 

ご参考になりましたら幸いです。

最後までご覧頂き有難うございました。

 

教育費含め、資金計画を立てるために家計(収入、支出)を把握しておきましょう。我が家もやってます。

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資産運用のシミュレーションをするのに便利な金融電卓について書いた記事です。 

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