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【銘柄分析】第10回 ショーボンドHD(1414)

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こんにちは。

新年を機に始めた、僕が投資している(または投資したい)と考えている銘柄を中心に紹介する銘柄分析シリーズ。第10回目の今回は、ショーボンドHD(1414)を取り上げてみたいと思います。読者の皆様の銘柄スクリーニングのご参考になれば幸いです。

銘柄概要

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ショーボンドHDのロゴ

ショーボンドHDは橋梁、道路などインフラ補修工事を行っている会社です。時価総額3052億円と比較的規模の大きな企業です。社名の由来は、前身の昭和工業が開発したコンクリート用接着剤「ショーボンド」に由来しています。製品名がそのまま社名になったパターンですね。

ショーボンドHDは、「造らない建設会社(同社HPより)」と掲げる通り、構造物メンテナンスの専業です。販売先は国土交通省、地方自治体、高速道路会社(NEXCOなど)となっており、公共性が高く生活に欠かせないサービスを提供している「なくてはならない会社」です。内需メインのため為替や対外関係(特に米中)の影響を受けにくく、構造物のメンテナンス(補修・修繕)は定期的に必要であるため安定した収益が見込めることから、景気に左右されにくいディフェンシブな側面があると思われます。

さらに「防災」や「国土強靭化」と言った国の政策も後押ししており、今後も事業環境は良好と言えるかと思います。「国策に売りなし」の格言を地で行く様な銘柄と言えます。メンテナンス、公共事業、生活インフラ、内需、国策の後押し。僕も含めて安定成長を好む投資家が好きそうなキーワードがたっぷり入った銘柄です。

 

業績

売上、営業利益、当期純利益の推移です。売上は2013年~2016年まで横ばいですが、長期的に見ると増加トレンドにあります。営業利益、当期純利益ともに2012年から綺麗な右肩上がりで非常に良いと思います。

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SBI証券より

 

「稼ぐ力」を測る指標である営業利益率とROEの推移です。営業利益率は概ね20%弱、ROEは最低の2012年で7.93%、2017年以降は10%以上で推移しています。ROE8~10%あればまずまずと言われますので、「稼ぐ力」はまずまず高い部類と言えます。ただ、後述する通り自己資本比率が非常に高いので、ROEが低いのはその影響もあるでしょう(因みに、ROAは9%以上で推移しており、高水準と言えます)。それよりも、営業利益率、ROEともに緩やかながら増加傾向にある所が良いなと思っています。

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SBI証券より

 

財務

自己資本比率は80%前後で推移しています。40%以上あれば優良と言われる所、かなりの高水準です。加えて有利子負債ゼロなので財務は鉄壁です。

以下はキャッシュ・フローの推移です。営業CFは常にプラスですが、特に直近では投資CFが大きく、フリーCFがマイナスの年もあります。2020年は有価証券の売却益があり投資CFは大きくプラスになっていますが、長期的に見て投資CFが徐々に増えてきている(営業CFとの差が埋まってきている様に見える)のが気になる所です。現金等が潤沢にあるので今の所は問題視する程でもないと思いますが、今後の動向には注意しておきたいです。

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SBI証券より

株主還元

2021年6月期は配当性向50%(前年:46.3%)を目指す方針です。同社資料から、より詳細な株主還元の方針は見つけることができませんでした。

配当実績ですが、2021年6月期は同社方針の通り配当性向50%に引上げ、13期連続の増配を予定しています。13年間で年間配当金は9.8倍に増加することになります。素晴らしいですね。配当性向30~40%ぐらいが普通かなと言った所、やや高い水準(配当性向50%はやや還元し過ぎ)にありますが、EPSも増加トレンドにあり無理して配当を出している感じはありません。このトレンドが継続するのであれば、連続増配年数の更新も可能ではないかと思われます。ただ、配当性向の推移には注意しておきたい所です。

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SBI証券より

株価指標 

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ショーボンドHDの10年チャート(株探より)
 

ショーボンドHD株価指標

株価:4,570円(2021年5月7日終値)
PER:24.1倍
PBR:2.83倍
配当:95円(配当利回り:2.08%)

指標的にはPER、PBRともに割高です。ただ、長期的に見ると株価は割と綺麗な右肩上がりなのが良いですね。コロナ禍の3,160円は今見るとバーゲンセールでしたね。直近の株価は昨年11月の高値からグッと下がってきています。業績は良いので仕込み時の様にも見えます。あるいは、市場全体が暴落して高配当化するのを待つのか、悩ましい所です。

配当利回りは2%と高配当とは言えません。ただ、13期連続増配の実績を見る限り、株主還元には積極的な会社だと思います。このトレンドが今後も続くとすると、数年後には取得単価(簿価)に対する利回りは高配当化している可能性が高いです。

総評

長期的に業績、株価、配当が伸びている点、好財務な点は良い所です。13期連続増配と言う実績も素晴らしいです。生活インフラを手掛ける「なくてはならない会社」であること、内需中心で安定したビジネスを持つディフェンシブ銘柄であること、国策の後押しもあり事業環境は良好と言えることも魅力的です。長期投資に適した銘柄ではないかと思います。

懸念点と言えば、直近、営業CFに対する投資CFの比率がやや増加傾向にある様に見えること、配当性向がやや高い水準にあることです。今すぐにヤバいと言う水準ではありませんが、今後の動向は見ておきたい所です。株価指標は割高で、配当利回りも高くないので、とにかく割安・高配当を重視する方にとっては微妙かも知れません。

個人的には、長期的に株価も配当も上昇を期待できる銘柄かなと思っていますが、いかがでしょうか。単元株を買うのに50万円弱が必要なので、投資元本の少ない初心者にとっては、やや躊躇われる株価かもしれません。その様な場合は、ネオモバなどの単元未満株を買えるサービスを利用して、少しずつ買っていくのも有りかと思います。

 

以上、ご参考になりましたら幸いです。

最後までご覧頂き有難うございました。

 

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