こんにちは。
今回は「打診買い」について紹介してみたいと思います。主に投資初心者の方のご参考になれば幸いです。
はじめに
株価の値動きを読み切るのはプロであっても難しいものです。プロでも難しい訳ですから、投資初心者であればなおのことです。投資の世界で買った負けたはありますが、「打診買い」を知り実践することで、大きく負けることを避けられる可能性が高まります。
なお、本記事の前提として投資先のファンダメンタル(業績、財務など)がしっかりしていることを置きたいと思います。株価は長期的には業績を反映しますので、ファンダメンタルの悪い銘柄は普通に考えて株価上昇は期待しづらいからですね。財務が悪ければ最悪の場合は倒産と言うことにもなりかねません。
打診買いとは
打診買いとは、「少しだけ買ってみる」ことです。少しだけ買ってみて、市場の動向を見るのです。
例えば、株価が下落局面にある場合を考えてみましょう。下落局面での株価の動きとしては以下の2パターンが想定されます。
①「今」が底値でここから反転上昇する
②まだ株価が下落する
①の場合、「今」が絶好の買い時になります。ここで全力買いすることができれば、大きな利益を上げることができます。
②の場合は、買い時はまだ先と言うことになります。「今」全力買いすると、含み損を抱えることになります。更には絶好の買い場で資金が枯渇し、買い増しできないと言うことになります。最悪の場合、膨らんでいく含み損に耐えれず損切りということにもなります。
底値を読み切って買えるのであれば、そして、それを再現性高く継続できるのであれば、そちらの方が効率高いですが、なかなかそうはいきませんよね。また、「相場は行き過ぎる」ことはよくあり、下落局面の渦中にあって買い時の判断がつかないことも多いです。
そんな時、少しだけ買い(打診買い)を入れることで、更に下がるなら買い増し、上がるならそのまま放置と、どちらに転んでも良い形を作ることができます。こうすることで、①の場合の絶好の買い時を逃す「機会損失」、②の場合の高値掴みの双方を回避することが可能になります。
見てきたように、「打診買い」とは、要するに中庸を行くと言うことです。煮え切らないと言うか、のらりくらりと中途半端に見えるかもしれません。ですが、リスクをコントロールする上でこれが有効だったりします。
勝つことよりも負けないこと
すぐに株で儲ける方法を期待して読み進めて頂いた方には申し訳ございません。今回はその様な方法の紹介ではありません。と言うか、すぐに儲かる方法が分かってれば自分でやってますので、当ブログでその様な記事を投稿することはございません。
ただ1つ言えることは、大損するリスクを可能な限り避けること。そのためには、いかに信じられる投資対象であっても、資金の投入時期を分散することです。時間分散の考え方です。インデックスへの積立投資が実は最も効率が良いと言うのは、銘柄分散に加えて時間分散も効いてるからですね。
僕は個別株をメインに運用しています。その目的はズバリ、インデックスを上回るリターン(配当込みで)を挙げることです。とは言え、短期的な勝ち負けにはこだわらず、まずは市場に居続けることだと思っています。長い時間を掛けて資産を積み上げ、その過程で知識と経験を積み重ねていけば良いと思っています。そのためには資金管理と時間分散が重要です。
「打診買い」は、買い増し余資を確保しつつ時間分散をはかることができると言う意味では、良い方法かなと思います。僕は積極的に取り入れています。今保有している銘柄のほとんどは打診買いだったりします。
少額投資が基本
打診買いについて紹介してきました。この方法では、1回当たりの買い付け額を少額にして、複数回に分けて資金を投入することが基本戦略となります。
日本株は100株単位(単元)での取り引きが基本ですので、株価が1000円の場合は投資額は10万円になります。例えば、最終的に500株(50万円)買いたい場合、まずは100株(10万円)買ってみて、市場動向や決算内容などを見つつ少しずつ買い進めて最終的に500株にする形です。
人によっては単価が高いと感じる方も居るかもしれません。僕も、株価5000円(1単元=50万円)を超えてくると高いと感じます。そんな場合は、単元未満株を低コストで取り引きできるSBIネオモバイル証券(ネオモバ)がおすすめです。月額220円(うち株購入に使える期間限定Tポイントを200ポイント還元)で50万円までは取引し放題です。Tポイントを使って株を買えるのも魅力的です。僕も利用していますが、1株単位で取り引きができるので重宝しています。興味ある方は、以下URLからご覧下さい。
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最後までご覧頂き有難うございました。
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