こんにちは。
早いもので、4月も末になりました。
今回は、5月権利で配当金が貰える銘柄について書きたいと思います。
毎月配当金が欲しい!
日本株は3/9月、6/12月決算(配当権利月)の銘柄が多いですよね。で、配当金の入金は3ヶ月後になることが多いため、3、6、9、12月に集中します。僕もそうですが、投資を始めてすぐの頃は、それ以外の月は入金が無くて寂しかったりしますよね。
ただ、数は少ないですが3、6、9、12月以外の月に配当金を得られる銘柄が存在します。国内株式だけでも配当月を分散させることで毎月配当金を得ることは可能です。もちろん、投資判断をするには業績や財務など考慮の上で考える必要があります。投資先が業績不振で減配、最悪の場合は倒産なんてことになれば目も当てられませんから。
今回は、5月末権利の高配当株のうち、業績・財務が安定している4銘柄をピックアップして紹介したいと思います。この記事が毎月配当金が欲しい方の参考になれば幸いです。なお、株価および配当利回りは2021年4月28日終値での集計になります。
サムティ(3244)
株価:2,003円、配当利回り:4.19%
マンション開発ほか、不動産業の大手。この手の業態は競合が多いですよね。財務面でも有利子負債が多く、長期投資を考える上ではあまり好みではないです。配当利回りが高い銘柄も多いですが、相応の危険性もあると考えています。その中では、サムティは業績が安定して伸びており、より安定性の高いストック収入への転換を進めており、好感を持っています。売上、利益ともに上昇トレンドで、コロナでも増収増益なのは良いですね。4期連続増配中と配当成長も◎です。
タマホーム(1419)
株価:2,575円、配当利回り:3.5%
ローコスト注文住宅の会社です。サンドウィッチマンのCMでご存じの方も多いのではないでしょうか。新築戸建てはコロナで厳しいと思っていましたが、そこまで業績は影響を受けていない感じですね。4/12には年間配当を75円⇒90円に増配を発表しています。業績予想ベースで配当性向は約50%ですね。5月権利の期末一括配当なので、権利日直前は配当狙いの買いが集まるかもしれませんね。
5月末権利で株主優待も実施しています。優待内容は100株保有で500円相当のクオカードです。3年以上継続保有するとクオカードの額面が1,000円にグレードアップします。保有株数による違いはありません。配当と違い、株主優待は中間、期末の年2回(5月、11月)貰えます。
TAKARA & COMPANY(7921)
株価:1,842円、配当利回り:2.93%
ディスクロージャー・IR支援事業大手の宝印刷などを持つ持株会社です。ディスクロージャー・IRとは企業が投資家向けに経営状況、財務状況、業績などの情報発信を行う活動のことで、決算情報の開示などがそれに当たります。上場企業は四半期毎に決算情報を開示するので、定期的な収益が見込めるビジネスモデルです。加えて、同業界は、TAKARA & COMPANYおよびプロネクサス(7893)の2社がシェアを分け合う寡占状態にあります。定期的な収益が見込める上に競合が少ない(=それだけ参入障壁が高い)理想的な事業環境だと思っています。
5月末権利でカタログギフトの株主優待も実施しています。保有株数や保有期間により内容が異なりますが、100株3年未満保有で1,500円相当になります。3年以上保有すれば優待内容がグレードアップします。ご興味ある方は以下をご覧ください。
stock.pdf (takara-company.co.jp)
ニッケ(3201)
株価:979円、配当利回り:2.76%
もともとの社名は日本毛織。その通り、羊毛紡織の会社でしたが、今では「産業機材」、「人とみらい開発」、「生活流通」ほか事業領域を多角化しています。業績は横ばいですが安定黒字の会社です。配当も毎年増配ではありませんが、40年以上非減配と鉄板の安定感を誇ります。
5月末権利で株主優待も実施しています。100株保有で500円相当のクオカード、その他自社グループ割引販売等です。クオカードの優待は、保有株数や年数によるグレードアップはありませんが、中間、期末の年2回(5月、11月)貰えます。
最後までご覧頂き有難うございました。
毎月配当金を得るためにはREIT、インフラファンドを組み込むのも一案です。
TAKARA & COMPANYの銘柄分析記事です。長期保有に適した銘柄かなと思います。