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【検証】四季報プロ ピックアップ銘柄(前編)

f:id:loveyuyu:20210618225102p:plainこんにちは。

毎号読んでいる会社四季報プロ2021年夏号が届きました。

夏号については、現在チェックしている所なのでピックアップ銘柄の更新は先になりそうですが、今回は以前のピックアップ銘柄が「その後」どうなったのか、検証したいと思います。 検証の対象は、以下の記事で取り上げた10銘柄です。前回から入替え制を採用しており、新たに追加した銘柄数だけ、既存の銘柄を削除しています。銘柄を入れ替えることでクオリティの高いラインナップにしていきたいと思っています。皆様の銘柄スクリーニングの参考になれば幸いです。

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 今回は前編として、個人的な本気度で上位5銘柄について検証していきます。

 

概況

まず集計期間ですが、前回記事の時点(2021年3/24終値)から本記事執筆時点(2021年6/18終値)としています。この間、相場環境はやや軟調で、日経平均は4月上旬に30,000円にタッチする局面はあったものの、その後下落に転じました。後半やや上昇しましたが、日経平均株価は28,405円→28,964円(+1.96%)、TOPIX指数は1,928→1,946(+0.93%)と小幅な上昇となりました。

ピックアップ10銘柄の株価は、上昇:5、下落:5となりました。好業績にもかかわらず株価が下落している銘柄もあり、割安度が高まってきた様にも感じており、仕込み時を探っている所です。 因みに、爆上げ銘柄が1つありました。半導体関連のあの銘柄です。後編に登場しますので、よろしければご覧下さい。

では、見ていきます。

 

日本エス・エイチ・エル(4327)

株価:2,758円→2,853円(+3.44%)

PER17.09倍、PBR3.06倍、配当利回り2.66%

21.9 2Q(実績)売上+12.8%、営業利益+12.4%、最終利益:+13.5%
21.9 通期(予想)売上+4.6%、営業利益+0.2%、最終利益:+0.1%

採用や人事評価の診断ツールと人事コンサルを行う会社です。新卒向け適正テストのWeb版が伸びるなど、コロナ影響はほぼ無い感じでしょうか。 21.9期の2Qも好調を維持しています。通期は控えめ予想から修正無しですが、2Q終了時点で最終利益の進捗率69%ですから、上方修正が期待できます。

ここは業績が安定して伸びているので更なる増配も期待できますし、ROEなどの収益性を示す指標も高水準を維持していることから、保有することを前提に引き続き注視していきたいと思います。株価好調でしたが直近やや下がってきています。配当利回り3%ぐらいの水準であれば喜んで買いにいきます。

MCJ(6670)

株価:1,009→1,133円(+12.28%)

PER10.5倍、PBR2.1倍、配当利回り2.74%

21.3 2Q(実績)売上+13.3%、営業利益+15.0%、最終利益:+32.9%

22.3 通期(予想)売上-1.6%、営業利益-17.1%、最終利益:-24.5%

「マウス」ブランドでパソコン製造、販売から周辺機器、通信、メディアに展開。ニッチ分野(ハイスペックPC)×BPO(受注生産)のビジネスモデルで成長してきました。

21年3月期はコロナ特需もあり二ケタ増収・二ケタ増益と好調でした。配当は31円(対前年+7.5円)と8期連続の増配です。素晴らしいですね。

反面、22年3月期は厳しい業績予想を出しています。配当も減配の予想。ただし、これまではEPSが8期連続で増加、8期連続の増配と素晴らしい実績を示していますので、頑張って欲しい所。増配ペースも2016年から4.5倍に伸長しており早いですね。ROE(収益性)、自己資本比率ともに高水準で優秀です。

アルプス技研(4641)

株価:2,116円→1,978円(−6.52%)
PER13.2倍、PBR3.2倍、配当利回り3.79%

21.12 1Q(実績)売上+4.1%、営業利益-8.7%、最終利益:+30.2%

21.12 通期(予想)売上+11.9%、営業利益+9.9%、最終利益:+0.1%

正社員技術者の派遣大手。5G関連など半導体向けの技術者派遣が伸長。EPSは8期連続で増加、8期連続の増配中と素晴らしいです。

21年12月期1Qは増収・二ケタ増益の出だし。なぜか営業利益がマイナスになっているのが気になる。通期では増収・微増益。1Q終了時点で最終利益は通期予想に対して進捗率39%ですから好調ですね。21年12月期の配当予想は前年据え置きの75円となっていますが、9連続増配も期待したい所。好財務でROE、ROAともに高く資本効率も良いですね。株価の方は少し下がってきてますかね。狙い目です。

ケー・エフ・シー(3420)

株価:2,175円→1,835円(−15.63%)
PER7.5倍、PBR0.8倍、配当利回り3.81%

21.3 通期(実績)売上-2.3%、営業利益+10.5%、最終利益:+9.7%

22.3 通期(予想)売上-1.1%、営業利益-21.1%、最終利益:-22.0%

建設資材の販売、施工。アンカーボルト2位。 2Qまでは減収減益でしたが、3Q以降は増益に転じ、最終的に増益の着地。配当は80円(対前年+10円)と増配。良いですね。半面、22年3月期は厳しい予想を出しています。最終利益が22%マイナス、配当も10円減配の70円。もとに戻る形です。

コロナの影響で工事発注や進捗の延期があるものの、受注環境は引き続き堅調。個人的に好みの好財務かつニッチな分野でNo1企業なので、引き続き、注視していきたいと思います。ただし、シクリカルな性質がある銘柄であることは理解しておく必要がありそうです。

三協フロンテア(9639)

株価:4,005円→3,955円(−1.24%)

PER8.0倍、PBR1.1倍、予想配当利回り3.54%

21.3 通期(実績)売上+5.3%、営業利益+8.9%、最終利益:+9.9%

22.3 通期(予想)売上+6.9%、営業利益+4.6%、最終利益:+7.4%

仮説ハウスのレンタル、販売でトップ級。個人的に好みのニッチな分野でNo1を目指せる企業です。コロナ影響で工事中止、延期の影響はあったようですが、3密対策やテレワークで新たな需要が増加。

21年3月期は増収・増益、EPSは8期連続で増加しており、業績成長が続いています。6期連続増配中ですが、配当性向は10%台で推移しており、更なる増配余地もありそうで、クオリティの高い銘柄かなと思います。

 

以上です。

後編は、あの爆上げ銘柄が登場します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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