こんにちは。
決算シーズンも終盤ですね。
中小型株を中心に保有株の決算レビューを書いていますが、保有銘柄数が増えるにつれて記事数も多くなってきますね。この7月末から続いた決算レビューも今回を含めて残す所あと3記事。書いている身としては、ようやく終わりが見えてきた所です。いつもご覧頂いている方には、もう少しお付き合い頂ければ幸いです。
さて今回は、保有株であるイエローハット(9882)の決算レビューです。長期的に業績・株価・配当が伸びている好財務のバリューグロース株として投資していますが、今期のスタートはどうでしょうか。年間の業績を占う注目の1Q決算が8/4に発表されましたので見ていきたいと思います。
イエローハット(9882)について
イエローハットは、CMなどでお馴染みのカー用品販売2位の会社です。居抜き物件中心の出店戦略に特徴があります。若者のクルマ離れなどにより、カー用品業界は厳しいのかと思いきや、リーマンショック以降、長期的に増収増益トレンドにある会社です。同業首位はオートバックスセブン(9832)ですが、経営指標はイエローハットの方が優秀に見えます。
昨年は、上期はコロナ影響を受けつつ下期は日本海側を中心とした寒波の影響で冬用のカー用品が好調に推移した結果、売上・利益ともに過去最高、11期連続の増配を達成と素晴らしい成績を残してくれました。
決算内容
21.3期業績(実績)
売上+7.2%、営業利益+39.7%、最終利益+35.3%
昨年同期(21.3期1Q)は緊急事態宣言(外出自粛とそれに伴う消費マインドの低下)が直撃したので、流石に今期はプラスのスタートです。とは言え、利益は30%以上の大幅増と好調ですね。コロナ禍での移動手段としてクルマの利用需要が増えたことで高単価商品の販売が伸びていることが要因とのことです。
通期予想は以下の通り変更なし。
売上+2.0%、営業利益+4.0%、最終利益+11.2%
EPS:205.91円、1株配当:58円
好調なスタートに見えますが、通期予想に対する進捗率は19.1%。やはり冬場のタイヤ・チェーンの業績寄与が大きいんでしょうね。天候に左右される部分はありそうですし、しばらくは様子見ですかね。
通期の配当予想は2円増配の58円で変更なし。12期連続の増配を目指します。増配を続けながらも配当性向は30%以下で推移しており、無理なく増配を継続できていることが伺えます。買い増ししたい所ですが、株価も上がっており個人的には様子見かなと思っています。
以上、イエローハットの決算レビューでした。
最後までご覧頂き有難うございました。
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