こんにちは。
2、5、8、11月決算銘柄の決算発表が出てきています。
今回は、保有株であるビックカメラ(3048)、およびビックカメラ子会社コジマ(7513)の本決算を振り返りたいと思います。
ビックカメラ、コジマについて
ともに名の知れた家電量販店でビックカメラグループになります。
家電量販店での売上順位ですが、親会社のビックカメラが2位(8,340億円)、子会社のコジマが8位(3,000億円)となっています。同業1位はヤマダHD(1兆6,000億円)。ここは傘下に家具(大塚家具)や不動産(ヒノキヤグループ)の会社を持っていることもあり、売上規模で見ると圧倒的ですね。因みに、今ではビックカメラ傘下のコジマもかつては売上トップの時代がありました。業績のどん底は大幅赤字を出した2012年ですね。その頃にビックカメラ傘下となり、2016年以降は安定的に黒字を出せるまでに変わっています。
ビックカメラはターミナル駅など都市部への出店が中心、対してコジマは郊外への出店が中心になります。コロナ禍による外出自粛の影響でインバウンド需要が消滅、外出自粛の影響で都市部の人流が激減したことでビックカメラの業績は大きな打撃を受けました。一方、郊外に店舗を有するコジマはコロナ影響を受けながらも巣篭もり需要を取り込みました。グループ全体として店舗の立地による分散効果があったと言うことかなと思います。
ビックカメラは年2回(2、8月末権利)、コジマは年1回(8月末権利)、株主優待で同グループ店舗やECサイトで使える金券(割引券でないのが良い)が貰えます。なお、両社とも8月末権利の株主優待は保有期間に応じて貰える金券の額面がアップするので、のんびり長期保有するのに良いかなと思っています。我が家ではビックカメラ100株×3名義、コジマ100株×1名義を保有しています。チャンスがあれば、ともに4名義分まで買い増しを進めていこうかなと思っています。
ビックカメラの株主優待
ビックカメラ 本決算
10/13に本決算が発表されています。
売上-1.6%、営業利益+51.0%、最終利益+60.7%
EPS:49.80円、1株配当(予想):15円(配当性向:30.1%)
減収・大幅増益となりました。コロナ影響をモロに受けた昨年からは利益は大幅に回復してきましたが、コロナ前の水準と比較するとやや劣るレベルです。コロナ禍によるEC普及など消費者志向が実店舗から離れているのが売上低下の要因でしょうか。反面、利益率の高い高付加価値商品やプライベートブランド商品の販売に力を入れたことにより利益の方は大幅増となった様です。1株配当は据置きの15円(中間:5円、期末:10円)。
続いて、今期の業績予想です。
売上-3.4%、営業利益-13.8%、最終利益+0.4%
EPS:50.02円、1株配当(予想):15円(配当性向:30.0%)
減収微増益の予想です。コロナ禍からの回復を見込むものの巣ごもり需要の反動減、EC普及による消費者マインドの変化など事業環境は引き続き厳しい様です。自宅近くのビックカメラ実店舗を見ているとお客さんの入りはまずまず戻っているのかな、とは感じますが「見てるだけ」で結局ネットで買うの場合もあるんでしょうね。
コジマ 本決算
続いてコジマの本決算内容を見ていきます。
21年8月期(実績)
売上+3.2%、営業利益+22.7%、最終利益+4.1%
EPS:81.40円、1株配当(予想):14円(配当性向:17.1%)
増収増益の着地です。巣ごもり需要による業績押し上げがあった様ですね。嬉しい増配のアナウンスもありました。外的要因があったとは言え、昨年に関しては上々の出来ですね。
続いて、今期の業績予想です。
売上-8.8%、営業利益-43.6%、最終利益-49.2%
EPS:41.50円、1株配当(予想):10円(配当性向:24.1%)
減収・大幅減益の厳しい予想です。巣ごもり需要が大きかっただけに反動減はビックカメラ以上に大きい様ですね。配当も4円減配の10円と厳しいですね。株価も相応に下がっていますね。
以上、ビックカメラ、コジマの決算レビューでした。
家族4名義を上限に買い増しを進める方針ですが、業績と今後の見通しがイマイチですね。保有株を売る考えはありませんが、買い増しは後回しになりそうです。
最後までご覧頂き有難うございました。
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