こんにちは。
決算シーズンも折り返しを過ぎましたかね。
中小型株を中心に、保有株の決算レビューを書いていますが、銘柄数が増えるにつれて記事数も多くなってきます。引き続き、お付き合い頂けますと幸いです。
今回は、保有株であるアサンテ(6073)の決算レビューです。鉄壁の財務を誇る高配当株で、営業CF>>投資CFとキャッシュがザクザク貯まるビジネスが魅力です。昨年のコロナ影響を除けば利益率もまずまず高く、自分の中ではクオリティの高いバリュー株との位置付けで保有しています。
アサンテについて
住宅用シロアリ防除でトップの会社です。
同社資料からキーワードをピックアップすると、以下の魅力が見えてきます。
- 既存住宅の長寿命化を進めたい「国策」の後押し
- それに伴い住宅メンテナンス市場は「莫大な潜在需要」を有している
- コロナ禍によって加速したテレワークや地方移住など、アフターコロナの顧客意識の変化も同社にとって追い風
関東地盤ですが徐々に西日本にもビジネス範囲を拡大しており更なる成長に期待したいです。地方では特に影響力の大きいJA(農協)との提携も業績拡大を後押しするでしょう。
決算内容
22.3期2Q業績(実績)
売上+1.0%、営業利益−6.4%、最終利益−10.9%
微増収ながら二ケタ減益となりました。
減益要因は、「新型コロナ感染症の予想以上の拡大」。決算短信から読み取れたのはこれだけ。うーん、、こう言った悪い決算の時こそ、もっと詳しく説明して頂きたいですね。コロナ影響は昨年もあったはずです。
続いて通期業績予想です。
残念ながら下方修正が出ました。前回発表予想から売上−6.0%、最終利益−25.1%になります。前年対比での増減は以下の通り。
22.3期通期業績(予想)
売上+1.6%、営業利益−4.5%、最終利益−8.5%
EPS:88.77円、1株配当:62円(配当性向:70.0%)
増益予想が一転、減益予想となり心理的にはインパクトが大きいです。配当予想に変更はありませんが、配当性向は70%とかなり高くなっています。更なる増配は厳しい水準と言えそうです。
なお、この結果については全く予想できていなかった訳ではありませんでした。月次の数字が微妙だったんですよね。当ブログの1Q決算レビューでも以下の様に書いています。
1点気になっているのは、月次の数字(売上)が6月、7月と対前年マイナスになっていること。月次はアサンテ個別(連結ではない)の数値であり、前年は4〜5月に緊急事態宣言による外出自粛があったため、6〜7月はその分が嵩上げされていることを考えるとリーズナブルな気もしますが・・
この1Qも取り分けプラスのサプライズがあった訳では無いので、買い増しは慎重に考えたいと思います。とりあえず様子見ですかね。
株価は下がっていますが、買い増しを控えていたので傷は浅いです。今後も様子見を継続ですね。やっぱり個別株やるなら決算チェックは大事だなと改めて感じました。
以上、アサンテの決算レビューでした。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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