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【保有株】システム情報 21.9期本決算レビュー

こんにちは。

0月末から続いた決算ラッシュですが、11/15の三菱UFJ FGをもって保有株の決算発表が一段落しました。

中小型株を中心に保有株の決算レビューを書いていますが、保有銘柄数が増えるにつれて記事数も多くなってきます。今回を含めて残す所あと2記事、最後は大型株の決算レビューになります。もう少しお付き合い頂ければ幸いです。なお、次回の決算ラッシュは1月末~ですが、3月決算銘柄は3Q決算(他のQと比べると重要度は低いと考えている)となりますので、上方修正や増配など大きな動きのあった銘柄のみ取り上げたいと思います。

さて今回は、システム情報(3677)の決算レビューです。長期的に業績が伸びていますが、ここ1年ほど株価は下がり続けていますね。ここは9月決算なので今回が本決算となります。コロナ禍によって案件の凍結・遅延が発生するなど業績に影響を受けていましたが、最終の着地はどうだったでしょうか。また、今期の業績見通しも開示されますので、注目の決算発表となりました。

システム情報(3677)について

システム情報は独立系システムインテグレータ(SI)です。業務アプリケーションの設計・開発・維持、その他ITソリューション、コンサルティングなどを行っています。金融、流通・サービス、製造、通信、官公庁と顧客範囲は多岐にわたります。時価総額は227億円と規模の小さな会社ですが、11期連続増収・10期連続増益を見込んでおり、上場以降6期連続増配と素晴らしい実績を持つ銘柄です。さらに、当期利益の5年平均成長率は29.5%と成長性も高いです。自己資本比率67.7%と好財務、営業CF>>投資CFで現金が積み上がっていく事業構造も魅力です。

2020年4月にテレワーク・クラウド・サービスTelekumo(テレクモ)の提供を開始して以降、一時的に株価は大きく上昇しました。ただし、同年7月に高値を付けて以降、1年以上にわたって下落を続けています。7月時点は予想PERが30倍以上まで買われましたが、徐々に下落してコロナ禍前の水準(株価:1,000円割れ、PER:24~25倍)になったタイミングで保有を始めました。9月末権利でクオカードの株主優待もあり、家族4名義分まで買い増しを行なっています。コロナ禍で加速した働き方改革・DX関連で成長を続けている銘柄なので、長期的には報われると思っています。

決算内容 

 

21.9期通期業績(実績)

売上+1.8%、営業利益+8.7%、最終利益+7.9%

 

3Qまで減収増益でしたが、4Qで巻き返して最終的に増収増益、見通し対比でも上振れで着地しました。同時に増配も発表されました。これで上場以降7期連続の増配となりました。

3Qの決算レビューでも書いた通り、上期を中心に顧客企業のIT投資縮小の影響があったものの下期にかけて戻ってきたことが要因と思われます。以下、前回記事の抜粋です。

 

今期2Qの決算説明資料ですが、コロナショックで落ち込んだ利益、利益率が徐々に回復してきていることが分かります。因みに、資料には記載されていませんが今期3Qは営業利益364百万円、利益率11.55%となっており、昨年同四半期と比べてやはり回復しています。事業環境が良化してきていることが伺えます。

 

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システム情報_2021年9月期2Q決算説明資料より

 

次に22.9期の業績予想です。

22.9期通期業績(予想)

売上+3.0%、営業利益+0.6%、最終利益+2.2%

EPS:47.92円、1株配当:非開示
 

小幅な増収増益予想です。ちょっと弱気過ぎに感じますが・・

決算短信を確認した所、21年10月スタートの新中計で「高付加価値人材の創出に重点を置くことから、」との説明がありました。要するに人材投資に費用が掛かるため利益が圧迫されると言うことでしょうか。

まあキャッシュリッチ企業ですしDX関連は環境変化も早いと思われますので、先行投資と言うことであれば納得です。特に優秀な人材は取り合いになりますからね。今後、決算説明資料や22.9期の決算内容を見て確認していきたいと思います。DXは息の長いテーマとして考えていますので、短期的な上げ下げには動じず、長期目線で保有の方針です。

 

以上、システム情報の決算レビューでした。

最後までご覧頂き有難うございました。

 

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www.loveyuyu-dividend.com