こんにちは。
発売から随分と時間が経ってしまいましたが、今回は毎号買っている『会社四季報プロ500 2022年新春号』から新規投資先の候補としてピックアップした銘柄について書いていきたいと思います。この本は、会社四季報に掲載されている全銘柄から500銘柄をピックアップしたものです。故に見落としもある訳ですが、会社四季報をじっくり読む時間が取れない僕にとって、新規投資先をざっくりスクリーニングするには調度良い分量かなと思っています。
毎号新たな発見があり、過去にピックアップした銘柄中から
- 業績が安定しており配当&優待が魅力のTOKAI HD(3167)
- 割安成長株で主力株候補のMCJ(6670)
の2銘柄に投資するに至っています。
この記事では、新たに発掘した銘柄を中心に書いています。銘柄スクリーニングの基準ですが、長期投資したい高配当もしくは配当成長株であることを前提に、以下の点を重視しています。
・好財務(倒産や減配は避けたい)
・長期的に業績・株価・配当が安定的に成長している
・ビジネスモデルが安定している(と思われる)
・株価が高すぎない(実際に投資を考えているため)
今回のピックアップ銘柄は以下の3銘柄です。以前からチェックしている定番銘柄を除いたので、時価総額の小さい中小型株が中心となっています。なお、株価や諸々の指標については本記事の執筆時点の2022年1月21日(終値)のものです。
アイホン(6718)
株価:2,080円(22.1.21終値)
配当(予想):88円(配当利回り:4.23%)
ROE:6.0%、ROA:4.7%
自己資本比率:82.9%
時価総額:401億円
配当方針:配当性向35%目安
インターホン首位。ナースコールも。
長期的に増収増益トレンドにあり、22.3期は最高益更新を見込みます。配当も長期的に増配トレンドです。コロナ感染症⇒非接触、医療・福祉現場の業務効率化⇒ナースコールとテーマ的にも来ている感じがします。PER8.3倍、PBR0.6倍、MIX係数(PER×PBR=5.0)のバリュー株です。
五洋建設(1893)
株価:641円(22.1.21終値)
配当(予想):23円(配当利回り:3.59%)
ROE:14.0%、ROA:4.6%
自己資本比率:36.1%
時価総額:2,027億円
配当方針:配当性向30%以上
準大手ゼネコン、海上土木は首位。国策である国土強靭化で公共投資が高水準で推移していることは同社にとって追い風。洋上風力発電(脱炭素)にも期待。7期連続で増配中。22.3期は記念配当を落として見かけ上減配になりますが、期中での上振れに期待したい所。
リソー教育(4714)
株価:390円(22.1.21終値)
配当(予想):16円(配当利回り:4.1%)
ROE:8.8%、ROA:4.0%
自己資本比率:41.5%
時価総額:651億円
配当方針:同社資料からは見つけられず
個別指導塾「TOMAS」を展開。「伸芽'Sクラブ」で1歳向け教育サービス提供し、高所得層中心に顧客囲い込み。徹底した差別化・ブランディング戦略、(学習塾にもかかわらず)少子化を追い風とした商品づくりに特長。
コロナ禍の昨年は大幅減益も今年はV字回復。コロナ影響が大きかった昨年を除けばROE20%程度で安定推移しており高収益です。減配もあり配当は安定しないですが、今期は2度にわたる増配で高配当化しています。
以上、会社四季報プロ2022年新春号ピックアップ銘柄でした。
新旧ピックアップ銘柄で以下の通り入れ替えを行い、残った10銘柄を3か月後に検証したいと思います。今号からアイホン、リソー教育をIN。ケー・エフ・シー(3420)、マックス(6454)をOUTです。高配当より成長性を重視する様になってきており、銘柄選定にも変化が出てきた様に思います。
【IN】 アイホン、リソー教育
【OUT】ケー・エフ・シー、マックス
- 明豊ファシリティワークス(2期連続)
- 日本エス・エイチ・エル(7期連続)
- 三協フロンテア(5期連続)
- アルプス技研(5期連続)
- アルテリア・ネットワークス(2期連続)
- エーアイティー(3期連続)
- リソー教育(初)
- ライト工業(7期連続)
- 東京エレクトロン デバイス(6期連続)
- アイホン(初)
※予想配当利回り4%以上は緑、3%以上は赤で記載
上位の銘柄はなかなかクオリティの高い銘柄が揃ってきたように思います。ここ最近の株価下落で高利回りになってきました。ボチボチ仕込んでいきたいですね。
最後までご覧頂き有難うございました。
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