こんにちは。
決算ラッシュも先週まででピークを過ぎました。僕が保有する3月決算銘柄も、一通り本決算が出揃いました。業績と合わせて、22年3月期(FY21)の配当、23年3月期(FY22)の配当予想も開示されています。そこで、保有銘柄の増減配の状況を以下にまとめてみました。また、各銘柄の増配力を知るために年平均増配率(直近1年および5年)と配当性向(FY21実績)、直近5年の最終利益の年平均成長率(CAGR)も記載してみました。
こうやって見ると、増配の威力を実感できます。
保有銘柄の増減配まとめ
1株配当:増配⇒赤字、減配⇒青字
直近5年の増配率:10%以上⇒黄色
配当性向:40%以下⇒黄色
利益CAGR(直近5年間の最終利益の年平均成長率):10%以上⇒黄色
概況
まずは概況です。
22年3月末時点で保有していた3月決算銘柄数は20(昨年比+9)。そして、保有銘柄の増減配は以下の様になっています。
- 増配:17
- 配当維持:3
- 減配:0
大半の保有銘柄が増配を発表、減配は無しと上出来でした。本決算発表と併せて配当金を更に増額修正した銘柄も結構ありました。直近株価は下落していますが、利益と配当が増え続ける限りホールドの方針なので「我関せず」です。
なお、上記20銘柄から受け取れる年間配当金の総額は、昨年から12,683円増えて170,665円(+8.0%)となります。期中で買った銘柄もあるため、実際の増加額とずれますが、何もしなくても増配銘柄を保有し続けるだけで毎年受け取れる配当金が増えていく。これが増配の威力ですね。
保有銘柄について
なお、保有する高配当・配当成長株には以下の3パターンあると思っています。
- 連続増配株
- 増配率の高い株
- 高配当株
連続増配株は単純に増配期間が長い銘柄です。23期連続増配の三菱HCキャピタル(8593)を筆頭にKDDI(9433)、みずほリース(8425)、モーニングスター(4765)、イエローハット(9882)など10年以上にわたって増配を続ける銘柄たちは順調にFY21も連続増配年数を更新。モーニングスターは未定ながら、それ以外はFY22も増配予定。やっぱり安心感があります。
個人的に重要視しているのは2番目、増配率の高い株です。指標としては直近5年の年平均増配率を見ています。必ずしも連続増配年数にこだわらず、長期的に見て増配トレンドであればOKです。仮に年平均で10%の増配が続けば、ざっくり7.2年後には受け取れる配当金が倍になります(72の法則)。しかも長期間増配を続けつつ増配率も高い銘柄は業績もしっかり伸びていることが多く、株価上昇も期待できます。保有銘柄ではMCJ(6670)、イエローハット(9882)が直近5年の配当、当期純利益の年平均成長率(CAGR)ともに二桁と優秀です。
また、オリックス(8591)、みずほリース、三菱HCCのリース各社や全国保証(7164)も増配率が高く配当性向が40%程度と低いので増配余地がありそうです。
最後は純粋な高配当株です。三菱ケミカルHD(4188)、ENEOS HD(5020)、MUFG(8306)などシクリカル銘柄が該当します。またコロナ特需に沸いた前期(FY20)は対前年で6倍になる大幅増配を演じたスクロール(8005)もここに該当かなと思っています。これら銘柄は外的要因により業績が影響を受け易く、業績が悪化した際には減配も覚悟する必要がああります。従って割安に放置されていることが多く、相場低迷時にはかなりの高利回りになりますので、安く仕込むことでPF全体の利回りを高める効果があります。みんなが投げ出す時に握り続けるのは胆力が必要ですが、簡単に倒産しない銘柄(業界に影響力のあるトップ企業、好財務企業など)を選んでいくのがポイントだと思います。
まとめ
以上、保有する3月決算銘柄の配当状況(増配・減配)の記録でした。
FY21は増配:17、維持:3、減配:0と素晴らしい出来でした。相場はセル・イン・メイの様相を呈していますが、投資元本の積み上げと投資先の増配によって、受取配当金の早期最大化を目指して参ります。
最後までご覧頂き有難うございました。