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個別株投資をやってて良かったこと

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結局は個別株投資が好きと言うこと

こんにちは。

インデックス投資、特にS&P500などの米国株指数は人気ですよね。

「資産運用の最適解」なんて言われたりもしますが、つみたてNISA普及による効果が大きいのでしょうか。僕自身も資産の一部をS&P500や全世界株式インデックスで運用していますが、ブログであまり取り上げないのは単純にインデックス投資に対する熱量が足りないからだと思っています。自分がインデックス投資について書いた記事を読んでも面白味を感じないからです。

手触り感と言うか企業を直接所有している感覚を持てる個別株の方が好きなんですね。なので、運用資産の大半は個別株です。個別株リスクの高さは指摘される所ですが、お金儲けよりも好きだから仕方ないですね。

 

さて今回は、個別株をやってて良かったことについての私見を書いてみたいと思います。資産運用(=お金を増やす)の最適解かどうかは分かりませんが、それなりに副次的な効果はあるのかなとは思っています。

まあ、結局は個別株投資が好きと言うことになりますね。

インデックス投資のメリット・デメリット

まず、一般論としてインデックス投資のメリットは長期・分散・(小額)積立など言われますが、要するに以下の2点かなと思っています。

  • 「ほったらかし」で資産を増やせる
  • 失敗が少なく平均点が取れる

 

ただ、僕の場合は逆なんですよね。

  • 自分の頭で考えて投資判断したい
  • パフォーマンスを上げるための勉強も厭わない
  • 平均点以上を狙うために多少の失敗は許容できる

 

そして、インデックス投資のデメリットは以下の様に考えています。

  • 取り崩しを開始するまで、ひたすら投資CFはマイナスになる
  • ほったらかし ⇒個別株と比べて熱量が落ちる ⇒本気で勉強しない

 

賛否両論あるかと思いますが、これ結構大きいのかなと個人的には思っています。

少なくとも、30代後半から資産運用を始めた僕にとって1つ目(投資CFがひたすらマイナスになること)は相当キツいです。仮にですが、資金ゼロから毎月20万円を20年間、利回り6.7%で運用できて1億円です。5000万円なら積立額はその半額の10万円。それまでの間、家計のキャッシュ・フローはひたすらマイナスになるんですよね。20歳から始められるならともかく、僕の様に30代後半から始めたとすると20年後はもう60歳手前です。いつ死ぬかも分からないのに10年、20年とインデックスに振り込み続けるのは苦行と感じます。FIREに自分も憧れる部分はありつつ(ブログタイトルにある通り、少なくともFIは目指したいと思っています)、これではFIREするまでに精神やられるか家庭崩壊しそうです。

 

2つ目は私見ですが、熱量を持って取り組むことで投資成績は変わってくると思っています。自分の時間を使って、そこにチャレンジすると言うことですね。

個別株投資をやってて良かったこと

個別株投資を始めたのは2019年の9月、コロナショックの少し前になります。ほぼ時を同じくしてインデックス投資も始めました。で、これまでのパフォーマンスどうかと言うと、「資産運用の最適解」インデックスに劣る結果となっています。10年後、20年後にどうなっているか分かりませんが、とりあえず現時点では個別株投資は失敗だったと言うことになります。結果論として。

 

では、個別株投資に注いだ時間や熱量は無駄だったのか?と問われると全くそんなことは無いと断言できます。個別株投資をやってて良かったことは、以下に挙げる様に沢山ありました。

  • 財務諸表が理解できる様になった
  • ビジネスモデルや企業戦略、マーケティングの勉強になった
  • 色んな商品・サービスに詳しくなった
  • 価格よりも価値を強く意識する様になった=投資脳が身についた
  • 株式投資が趣味になった

 

まず、多くの学びがありました。

株式市場は初心者からプロまで同じ土俵です。初心者コースとか、資産1,000万円級みたいな階級制度はありませんから、甘えは許されないんです。とにかくお金が掛かってるので必死で勉強しました。ただ、そこに苦痛を感じたことはありません。

 

社会人として必須のスキルとも言われる会計の知識。理系出身で研究職の自分には遠い存在でした。昔、労働組合の幹部やってた時に月次や決算の説明があって「フムフム」と聞いてた程度。全く知らない訳ではないけど理解しているかと言われたらNOと言うレベル。それが、個別株を始めてから独学で勉強する様になりました。ビジネス会計検定3級、FP3級にもチャレンジして合格することができました。こうやって知識を蓄積していくことで、会社員として、投資家として、あるいはリタイアして独立後の活動の幅が広がるものと考えています。

 

沢山の会社を見る中で、様々な商品・サービス、ビジネスモデルに触れる機会が格段に増えました。そしてアンテナの感度が高くなったと思います。投資先を知る入口は株価チャートや財務諸表を通してですが、気になる銘柄は会社HPを見たり、実際の店舗に行ったり、商品・サービスを使ってみたりしています。そんな活動を通して、色々な会社の商品・サービスに対して詳しくなりましたし、これも学びに繋がっています。

 

物事の価値を強く意識する様になったことも大きいです。

そもそも投資は価値が増大するものに対してbetするものであり、(スタンスの違いこそあれ)価値が価格を上回ることが普遍的な投資の判断基準であるものと理解しています。株式投資を実体験することによって物事の本質的な価値を強く意識する様になりました。そして、普段の買い物や行動などでも価値>価格の判断基準が浸透する様になりました。

 

最後に、株式投資が趣味になりました。

資産形成と言う観点から、これが良いことか悪いことかは分かりませんが、少なくとも打ち込めるものが増えたと言う点では人生を豊かにしてくれるものだと思います。頭が動く限りは続けられるのも良いですね。

おわりに

以上、個別株投資をやってて良かったことを書いてみました。

資産形成の最適解かどうかは不明ながら、熱量を掛けて取り組んだことは何か別の形で活かせることもあり、少なくとも無駄にはならないと考えています。向き不向きは当然ありますが、個別株投資にはインデックス投資とはまた違った発見や楽しみがあるものだなと思います。

 

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