優待廃止は突然に
まさかのオリックス株主優待廃止・・・
あの衝撃から1年ですね。
ちょうど1年前の2022年5月11日でした。オリックスが2022年3月期の本決算を発表。
同時に、
- 発行済株式総数の3.3%(それなりの規模!)を上限とする自社株買い
- 事実上の累進配当宣言
- 株主優待の廃止(ただし2024年3月権利分までは実施)
と株主還元に関する様々な発表がありました。
特に優待廃止については、僕も含め優待投資家の皆様は色々考えることがあったのではないでしょうか?
何の前ぶれもなく、まさしく優待廃止は突然に、、やってきました。
株主還元を頑張る姿勢に変わりなし
そして迎えた1年後のオリックス本決算発表(2023年5月10日)。
同時に、
- 発行済株式総数の3.4%を上限とする自社株買い
- 事実上の累進配当宣言
の発表がありました。優待廃止以外は2022年とほとんど同じ。
配当は前年実績か配当性向33%のどちらか高い方としていますが、最終利益が今期の見通し通りに着地した場合は85.6円⇒94円に増配となる予想。
株主還元を頑張る姿勢に変わりなしですね。そもそも優待廃止を発表してから実際に廃止するまで、2年も猶予を設けてくれたことからも株主思いの会社であることが分かります。
まあ長期ホルダーですので、あと2回の優待を楽しませて頂こうかと思っています。
増加する優待廃止
最近は優待廃止が増えている様に思います。東証再編の影響が大きいのか分かりませんが、体感的にここ1~2年でかなり増えた気がしています。以下記事の通り、僕も優待銘柄で失敗していますが、この流れは今後も変わらないだろうとの見立てを持っています。
優待銘柄に投資した時点で、優待廃止リスクも引き受ける覚悟は持っておく必要があると言うことでしょうね。もちろん通常の個別株リスク(業績不振や不祥事などによる株価下落や減配・無配)は優待の有無に関係無く存在しますので、実は資産形成と言う本来の目的から考えると優待廃止リスク分だけ優待銘柄への投資は難易度が高いのでは?とまで思うようになってきました。
とは言え長期で株式投資を継続していきたい弱小投資家の身としては、株主優待の楽しみも捨て難く諸々のバランスを考えて投資先を選んでいきたいと考えています。
まあ人それぞれの方法で資産形成を目指せば良いですね。