今回は2024年10月の国内株の売買・PF記録です。ここ数か月はボラティリティの高い相場になっている様に感じますが、10月はどうだったでしょうか。振り返りたいと思います。
相場環境
まずは2024年10月の相場環境振りです。
2024年10月の日経平均株価の推移は37,920円(9/30終値)⇒39,081円(10/31終値)となりました。9/27の自民党総裁選で石破茂氏が総裁に選ばれたことで9/30の日経平均株価は下落しました。が、10月に入って上昇に転じ、一時4万円を回復しました。懸念されていた石破「ショック」と言うほどの暴落にはなりませんでしたね。その後10月下旬に控えた衆院選を前に、恐らく自民党が大きく議席を減らす(立憲民主党が議席を増やす)であろうことを織り込んでか、株価は軟調に推移しました。そして大方の予想通り?選挙は連立与党の自公合わせても過半数を割り込む大惨敗ではあったものの選挙後は反転上昇して月末を迎えました。
いやあ~、相場は難しいですね。そもそも値動きを読んで機会に資金を投じることをやっていないので関係ないですが、本当に分かりません。そして日本は政治が今後どうなっていくのか不透明感がありますし、本記事を執筆している11/6は米国大統領選挙でトランプ氏が当選確実との報道もありました。バイデン・民主党政権の政策からガラッと変わることは間違いないでしょうが、マーケットそして個別の企業への影響がどうなっていくのか、予想するのは難しいです。
とは言え外的環境の変化にもかかわらず、長期で企業価値向上を期待できる企業を安くなった時に買うスタンスは変えるつもりはありませんので、引き続き自分の信じた道を突き進むのみですね。
売買記録
売買記録です。
〇新規投資
なし
〇買い増し
USS 100株⇒170株
ショーボンドHD 60株⇒80株
エスプール 1600株⇒1700株
NTT 600株⇒800株
〇売り
アドバンスクリエイト 200株⇒0
カチッとしたルールを決めている訳ではありませんが、単元10万円以内の株は100株ずつ、10万円を超えるものは単元未満株を1回当たりの買付額が1~10万円ぐらいになる様に分割して買っています。 月当たりの買付額を20〜50万円ぐらいに収める方針なので自然とこう言う買い方になります。9月は買い約26万円、売り約16万円で差し引き10万円の資金投入と少な目の月になりなりました。
アドバンスクリエイト(8797)を売却。8月から会計絡みでゴタゴタが続いており、9月末の株主優待の権利落ち後の1か月で30%近く株価が暴落しました。
ここは主に生損保代理店事業を行っている会社ですが、 今の円安で外貨建て保険の解約率が高止まりしていることから、前倒し(将来の手数料を現在価値(PV)に割り引いて)計上している手数料収入が減っていることなどを理由に2024年9月期の通期業績の下方修正があったことに加え、監査人からその手数料収入の計上方法が実態と乖離しているとの指摘があったとの発表がありました(8/9)。その後、2024年9月期の期末配当の無配を発表(9/18)、10/8には「調査委員会の調査報告書に関するお知らせとと再発防止の取り組みについて」発表がありました。調査報告書を読んで「これはアカンやろ!」と思いこのタイミングで売却し、200株で2.6万円の損切りとなりました。遅きに失した形ではありますが、その後も通期業績の更なる下方修正の可能性を発表(10/16)したり決算発表の延期と過年度決算の訂正について発表がある(10/30)など、まだまだ問題の終息が見えない状況が続いています。過去の年度にまで遡って前倒し計上していた手数料収入が吹っ飛ぶことになると、「これまでの決算は何だったんだ?」ということになりますね。下手したら債務超過とか、、(汗)。損失を出すことにはなりましたが逃げておいて良かった。今後は部外者として、事の顛末を見守っていく所存です。恐らく2024年で最大の失敗でしょうね。因みに、2023年で最大の失敗は以下記事に書いた東京個別指導学院でした。
調整局面にある、当記事でここの所おなじみとなった銘柄たちを買い増し。良い企業の株を安くなった時に買うスタンスなので、逆張り的な買い方になりますが、こういうときこそ株数を増やすチャンスと思いしつこくナンピン買いを入れています。
運用資産状況(2024年10月31日現在)
運用資産:20,625,879円、対前月+22,686円
確定損益:+43,639円(2024年)、+370,539円(通算)
評価損益:+24.77%、対前月-0.36ポイント
含み益が微減、資金投入の効果で運用資産額は微増となりました。上述したアドバンスクリエイトの損切りにより確定損益は2.6万円削られました。確定損益は一応プラスではありますが、少ないですね・・・(笑)
国内株ポートフォリオ
構成銘柄は以下の様になっています。四捨五入して保有比率5%以上の銘柄のみ社名を表示しています。株価上昇によりSHOEIが前月ランク外から5位にランクイン。保有銘柄数は前月から1減の55となりました。
含み損益ランキング
続いて含み損益ランキングです。「額」で表示します。
含み益上位5銘柄
- MCJ:+504,000円(+53.73%)
- 日本取引所G:+488,400円(+81.32%)
- MonotaRO:+346,250円(+42.62%)
- オリックス:+354,800円(+118.50%)
- KDDI:+302,700円(+41.78%)
KDDIがIN、TAKARA&COMPANYがOUT。全体的に上位陣の含み益が削られた月となりました。
含み損上位5銘柄
- ピックルスHD:-211,800円(-39.82%)
- エスプール:-77,520円(-11.08%)
- ウエルシアHD:-68,200円(-26.36%)
- ヤーマン:-39,180円(-18.86%)
- ショーボンドHD:-29,920円(-6.50%)
お次は目を背けたくなる(笑)、含み損上位5銘柄です。プラ転したSHOEIがOUT、下落トレンドが続いているショーボンドHDが初IN。
長くツートップの一角だったエスプールが大きく戻してきました。業績的にも株価的にも大底は脱したのではないかと思っており、このランキングからも姿を消してくれることを期待しています。
ランキングはピックルスHDの1強になりつつありますね・・・
と思ったらウエルシア、ヤーマンもしっかりと含み損を増やしてるやん・・・
一難去ってまた一難。ではありますが、これからも損小利大を追求し、少しずつ強いPFを作っていきたいと思います。
以上、2024年10月の売買記録、ポートフォリオでした。