こんにちは。
【銘柄分析】シリーズの振り返り記事になります。
2021年になってから始めたのでまだ12回ですが、思う所あり、過去に取り上げた12銘柄の特徴をざっと振り返ってみようと思います。その上で、今後【銘柄分析】シリーズで取り上げていきたい銘柄についても考えてみたいと思います。
過去12回で取り上げた銘柄
以下が過去12回で取り上げた銘柄です(配当利回りは2021年3月12日終値を基準)。配当利回りに関しては、3%以上(連続増配中であれば2%台も許容)を目安にしています。今は相場が良く3%を切っている銘柄が多いですが、ある程度の振れ幅は仕方ないのかなと考えています。
業績が安定していて好財務な銘柄を選んでいるため、業種はサービス(4)、情報・通信(2)、建設(2)と偏りがあります。その他製品に分類されるTAKARA & COMPANYも手堅いディスクロージャー関連で高いシェアを持つ企業。一言でまとめると、内需系のディフェンシブ銘柄が多くを占めます。
事実、コロナ禍で業績に大きなダメージを受けたのはJACリクルートメント、アサンテぐらいでしょうか。JTもこのところ業績が悪いですが、たばこ事業そのものはディフェンシブな側面があります(不景気だからと言って、たばこを辞める人は少ないため)。海外比率が大きいグローバル企業ですので、ネガティブな為替の影響を受けている形です。
これまで取り上げてこなかった銘柄
まずはディフェンシブ銘柄としては鉄板の生活必需品およびヘルスケアです。ここでは配当利回り2%程度と高くないものの国内最長となる32期連続の増配記録を持つ花王が有力でしょうか。他ではキッコーマン、テルモなど好きな銘柄はあるのですが、配当利回りが高くないんですよね。半面、米国株ではP&G、ジョンソン・アンド・ジョンソン、コカ・コーラと言った素晴らしい連続増配銘柄があるので、個人的にはこれら銘柄への投資をしています。
あと、倉庫をはじめとした物流関連です。倉庫銘柄はバリュー株の宝庫なので、近いうちに取り上げてみたいと思います。地味ながら無くなることは無いビジネスで、ECの普及で今後さらに必要性が増すのではとも思っています。
因みに、このシリーズでは、これまでコロナで業績が凹んだ景気敏感株は意図的に外してきました。景気敏感株とは、素材(化学品、ゴムなど製造業)、資源(石油、鉄鋼など)、機械、小売、金融(銀行、リース)、不動産などですね。これらの中には割安に放置されていて高配当利回りですが、景気後退局面では業績悪化からの減配と株価下落のダブルパンチを食らうこともあり、事実コロナ禍でもそうなったからです。
ただ、これら業種を上手く組み入れることでポートフォリオ全体の配当利回りが高くなります。ディフェンシブ銘柄とのバランスに気を付ける必要はありますが、一定の割合で保有していても良いのかなと考えています。
ただ、銘柄は厳選すべきです。割安高配当と言う理由だけで投資をすると失敗する確率は高いと思います。以下は好みの銘柄ですが、いずれも圧倒的なシェアであったり、安定した配当実績を誇る大企業です。今後はこの様な銘柄も紹介していきたいなと思います。
ブリヂストン(ゴム):タイヤ世界トップ級
ENEOS HD(石油):石油元売り国内断トツ
三菱UFJ FG(銀行):メガバンク最大手
オリックス(リース):国内リース最大手
三菱UFJリース(リース):22期連続増配
最後までご覧頂き有難うございました。