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【保有株】なんで??株価下落が止まらず配当利回り5%に! アルテリア・ネットワークス 22.3期本決算レビュー

 

はじめに

今回は、アルテリア・ネットワークス(4423)の本決算レビューです。

中小型株を中心に保有株の決算レビューを書いていますが、保有銘柄数が増えるにつれて記事数も多くなってきます。引き続き、お付き合い頂けますと幸いです。

アルテリア・ネットワークスについて

アルテリア・ネットワークス(4423)は、丸紅傘下の情報通信サービスを提供する会社です。前身となる会社から数えると20年超にわたって事業を行い、3大メガキャリア以外で唯一、全国規模の自社光ファイバー網を持っています。主要ビジネスは、解約率の低い法人向けサービスおよびトップシェアを誇るマンション全戸一括型サービスです。収益の大半がストック収入であり、安定した収益が魅力です。2018年の上場以降、増収増益を続けており、配当は2019年から開始で連続増配中です。一方で株価は下落を続けており、配当利回り5%と高い水準となっています。

決算概要

さて22.3期本決算の概要です。同社説明資料を以下に引用します。

アルテリア・ネットワークス「2022年3月期 通期決算説明会」より

 

売上+3.9%、営業利益+7.6%、最終利益+9.0%

EPS:120.89円、配当:60.45円(配当性向50.0%)

 

増収増益。

クラウド利用の拡大、テレワークの普及など追風で事業環境は良好。業績も順調に推移している様です。営業利益率17%と収益性も優秀です。ただし、非注力事業の見直しに伴う一時的な事業譲渡益(12億円の増益影響)があり、各利益は下駄を履いた状態なのが気になる所ではありますが、主要サービス売上高が伸びているのは何よりです。

配当は前回予想から2.45円増額の60.45円、昨年からは5.08円の増配(増配率+9.17%)となりました。ここは期初公表の配当予想を下限、業績上振れ分は配当性向50%まで増配するのが通例。今回も配当性向50%となる様、きっちり小数点第二位まで出してくれました。3期連続の増配です。

 

1年間、お疲れ様でした。

23.3期業績見通し

続いて今期の業績見通しです。

アルテリア・ネットワークス「2022年3月期 通期決算説明会」より

売上+4.7%、営業利益+1.1%、最終利益+0.4%

EPS:121.04円、配当:60.52円(配当性向50.0%)

 

わずかですが増収増益予想です。

前述の非注力事業の見直しに伴う一時的な事業譲渡益は見込まず。やや保守的な気もしますが、主要サービス売上高はきっちり伸びる予想です。配当予想は0.07円増配の60.52円。きっちり配当性向50%で刻んできましたが、これが下限と明言しています。従って連続増配は確定です。加えて業績上振れ分は配当性向50%まで増配するのが通例ですので、期中の増配発表に期待したい所。

まとめ

アルテリア・ネットワークスの決算まとめです。

  • 22.3期は増収増益で過去最高益、主要サービスがしっかり伸びる
  • 23.3期見通しは増収増益、連続増配をコミット(配当下限設定)
  • 期初見通しを上振れた分は配当性向50%まで増配するのが通例、期中での増配期待

 

以上、最後までご覧頂き有難うございました。

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