こんにちは。
決算発表ラッシュが終わりました。中小型株を中心に保有株の決算レビューを書いていますが、保有銘柄数が増えるにつれて記事数も多くなってきます。引き続き、お付き合い頂けますと幸いです。今回は、保有株であるイエローハット(9882)の決算レビューです。
イエローハット(9882)について
イエローハットは、CMなどでお馴染みのカー用品販売2位の会社です。居抜き物件中心の出店戦略に特徴があります。若者のクルマ離れなどにより、カー用品業界は厳しいのかと思いきや、リーマンショック以降、長期的に増収増益トレンドにある会社です。同業首位はオートバックスセブン(9832)ですが、月足チャートが綺麗な右肩上がりになっているイエローハットの方が個人的には好みです。12期連続増配と経営優秀なバリューグロース株です。
決算内容
22.3期本決算(実績)
売上+0.7%、営業利益+8.6%、最終利益+13.0%
EPS:209.32円、1株配当:58円(配当性向:27.7%)
3Q終了時点では減収減益でしたが、蓋を開けてみれば増収増益となりました。この辺りはさすがですね。上期は新型コロナの影響でドライブ需要の減少などがあり不調でしたが、下期は降雪の影響などもあり冬用タイヤの売上が好調だった様です。下期偏重、業績の季節性に関しては、車検などのサービス事業を拡大するなど年中安定して収益を挙げられる様に同社としても手を打っていますが、冬用タイヤが収益の中心と言うことですね。安定して収益を得られる様、今後の課題として取り組んで頂ければと思います。
とは言え、ひとまず期初計画を上振れての着地で過去最高益と言うことで良かったと思います。お疲れ様でした。
続いて今期の業績見通しです。
23.3期業績(予想)
売上+2.7%、営業利益+2.9%、最終利益+1.5%
EPS:212.31円、1株配当:62円(配当性向:29.2%)
増収増益の予想。
冬用タイヤの反動減を想定しつつもドライブ需要の回復を見込むとのこと。そして、配当は4円増配の68円の予想。13期連続増配を目指します。増配を続けながらも配当性向は30%以下で推移しており、無理なく増配を継続できていることが伺えます。
イエローハット_2022年3月期 決算説明資料より
業績も伸びていますし、まだまだ増配余地はありそうですね。改めて長期保有に向く優秀な銘柄と実感。打診買いから1年間、ずっと様子見をしていましたが、少しずつ買い増ししていこうかなと思っています。幸い?株価は軟調でPER7.6倍、配当利回り3.8%と高利回りです。
以上、イエローハットの決算レビューでした。
最後までご覧頂き有難うございました。
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