こんにちは。
今回は、毎号買っている会社四季報プロ2020年夏号から、新規投資先の候補としてピックアップした銘柄について書いていきたいと思います。この本は会社四季報掲載銘柄から500銘柄をピックアップしてくれています。故に見落としもある訳ですが、会社四季報をじっくり読む時間が取れない僕にとって、新規投資先をざっくりスクリーニングするには調度良い分量かなと思っています。
NTTドコモや伊藤忠商事など、定番の高配当銘柄はありますが、新たに発掘した銘柄を中心に選んでみました。銘柄スクリーニングの基準ですが、長期投資したい高配当もしくは配当成長株であることを前提に、以下の点を重視しています。
・好財務(倒産したら困る)
・業績が安定している(急激な伸びよりも、じわじわと少しずつ伸びている方が好み)
・安定したビジネスモデルだと考えられる(直感)
・長期の株価チャートが右肩上がり
・株価が高すぎない(実際に投資を考えているため)
今回のピックアップ銘柄は以下の5銘柄です。以前からチェックしている定番銘柄を除いたので、時価総額の小さい小型株が中心になりました。各社のビジネスモデルをもう少し深掘りして調査するとともに、ウォッチリストに登録して今後の推移を注視していきたいと思います。良さそうであれば、タイミングを見計らって保有を検討したいと思います。
日本エス・エイチ・エル(4327)
株価:2,048円(2020年7月7日終値)
配当(予想):72円(配当利回り:3.52%)
自己資本比率:85.0%、有利子負債ゼロ
時価総額:126億円
配当方針:明記なし
採用、人事評価の診断ツールと人事コンサルの2本柱。コロナの影響で20年9月期は微減益に下振れ予想も業績は安定しています。配当方針は明記されていませんが、過去の経緯から配当性向50%程度が目安かと思われます。ROE、ROAともに高く、好財務です。株価チャートも右肩上がりで2010年から株価は4倍になっています。
マックス(7921)
株価:1,526円
配当(予想):46円(配当利回り:3.01%)
自己資本比率:76.3%
時価総額:795億円
配当方針:配当性向40%下限、純資産配当率3.0%を目指す
複写機内蔵綴じ機、ホッチキス、建築作業用くぎ打ち機で国内首位。個人的に好みのニッチな分野でナンバー1企業であり、業績も安定しています。配当性向および純資産配当率の目標を徐々に引き上げながら、配当金も着実に増加しています。連続増配ではないものの1993年から減配無しなので、株主還元を重視している会社と考えます。株価は昨年末の高値2,200円から1,500円代まで下落していますが、それでも2010年から見ると1.5倍になっています。ROE10%は欲しい所ですが、好財務、安定配当で悪くは無いかなと思います。
ライト工業(1926)
株価:1,432円
配当(予想):40円(配当利回り:2.79%)
自己資本比率:67.4%
時価総額:848億円
配当方針:配当性向30%を目指す
法面や地盤改良などの特殊土木に強みを持つ建設工事会社。国土強靭化テーマの内需成長株です。業績横ばいの中、配当性向を引き上げつつ連続増配中でしたが、現在の配当性向は30%程度となっており、今期は増配ストップするかも知れません。長期でみると株価チャートは綺麗な右肩上がりで、2010年から株価は8倍近くになっています。配当利回り3%ぐらいになれば狙いたい所です。
日本ケアサプライ(2393)
株価:1,315円
配当(予想):46円(配当利回り:3.5%)
自己資本比率:75.2%、有利子負債ゼロ
時価総額:217億円
配当方針:明記なし
三菱商事傘下の福祉用具レンタル卸の大手。介護支援も行っています。業績が安定していますし、今後ますます長寿社会になっていくことを考えると、業界としては伸びていきそうです。参入障壁はどうなんでしょうかね。競合も含めてもう少し深堀りしたいと思います。
兼松エレクトロニクス(8096)
株価:4,035円
配当(予想):135円(配当利回り:3.35%)
自己資本比率:73.6%、有利子負債ゼロ
時価総額:1,066億円
配当方針:明記なし
兼松傘下のITベンダー。ITインフラの構築、保守、運用を手掛ける。リモートワーク関連銘柄でもあり、業績は今後伸びていきそうです。株価はこの10年で5倍に。直近のコロナショックでも株価は好調です。
以上、最後までご覧頂き有難うございました。
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