こんにちは。
今回は、毎号買っている会社四季報プロから、新規投資先の候補としてピックアップした銘柄について書いていきたいと思います。この本は会社四季報に掲載されている全銘柄から500銘柄をピックアップしたものです。故に見落としもある訳ですが、会社四季報をじっくり読む時間が取れない僕にとって、新規投資先をざっくりスクリーニングするには調度良い分量かなと思っています。
KDDIや伊藤忠商事など、定番の高配当銘柄はありますが、この記事では新たに発掘した銘柄を中心に書いています。銘柄スクリーニングの基準ですが、長期投資したい高配当もしくは配当成長株であることを前提に、以下の点を重視しています。
・好財務(倒産したら困る)
・業績が安定している(急激な伸びよりも、じわじわと少しずつ伸びている方が好み)
・安定したビジネスモデルだと考えられる(直感)
・長期の株価チャートが右肩上がり
・株価が高すぎない(実際に投資を考えているため)
今回のピックアップ銘柄は以下の5銘柄です。以前からチェックしている定番銘柄を除いたので、時価総額の小さい小型株が中心になりました。各社のビジネスモデルをもう少し深掘りして調査するとともに、ウォッチリストに登録して今後の推移を注視していきたいと思います。良さそうであれば、タイミングを見計らって保有を検討したいと思います。
東京エレクトロンデバイス(2760)
株価:3,165円(2020年10月6日終値)
配当(予想):108円(配当利回り:3.41%)
自己資本比率:33.8%
時価総額:303億円
配当方針:配当性向40%を目安
半導体商社。上期の工場稼働休止あり車載、PC向け低調、これをネットワーク機器販売や保守サービスで補い増益予想です。11年~18年は1株配当60円~66円を行ったり来たりでしたが、ここ最近は93円(19年)⇒90円(20年)⇒108円(21年予想)と増配トレンドです。資本効率の向上を目標の1つに掲げており、中期的にROE15%を目指すとのこと。
日本管理センター(3276)
株価:1,314円(2020年10月6日終値)
配当(予想):42円(配当利回り:3.2%)
自己資本比率:48.7%、利益剰余金>有利子負債
時価総額:229億円
配当方針:配当性向40%以上を目標
賃貸住宅の一括借上げ専業。地方中心に全国展開。キャッシュ・インが先行するビジネスで在庫を持たない(自前で建てない)ので、資金繰りの心配がないのが同社ビジネスモデルの安全性。ストック収入を伸ばしていく方針にも好感が持てます。好財務でROE、ROAともに高く、新規投資先として深堀りしてみたいと思います。前期は配当方針に基づき減配していますが、時間を掛けて利益が積み上がるストックビジネスなので長期で見れば気にすることはないと思っています。ノーマークでしたが、これは良さそうですね。
TOKAIホールディングス(3167)
株価:1,019円(2020年10月6日終値)
配当(予想):28円(配当利回り:2.75%)
自己資本比率:39.7%
時価総額:1441億円
配当方針:継続的かつ安定的な配当に努める
東海地盤でLPガス、CATV、情報通信、水販売(アクア)が主力事業。安定配当の方針通り、2016年以降は28円配当で据え置き。自己資本比率40%以上は欲しいですが、業績は好調なので財務基盤を強化しつつ、将来的な増配を期待したい所です。
ケー・エフ・シー(3420)
株価:2,294円(2020年10月6日終値)
配当(予想):70円(配当利回り:3.05%)
自己資本比率:67.5%、利益剰余金>有利子負債
時価総額:159億円
配当方針:21年3月期の配当性向は25%以上を目標、将来は30%を目指す
建築資材の販売、施工。アンカーボルト2位、トンネル用ボルト首位。個人的に好きなニッチな分野でNo.1企業です。新型コロナの影響は一部入札延期あるものの軽微。リニア向け工事など今後の伸びも期待できそう。 20年3月期の配当性向24.5%、21年3月期は増収増益の予想なので、増配もあると思っています。
電業社機械製作所(6365)
株価:3,130円(2020年10月6日終値)
配当(予想):90円(配当利回り:2.88%)
自己資本比率:75.0%、有利子負債ゼロ
時価総額:142億円
配当方針:明記なし
ポンプ大手5社の一角で官公需に強み。売上、利益ともに上昇トレンドにありますね。21年3月期は普通配当を2円50銭増配、創立65周年記念配として2円50銭を出すことを6月時点で発表、業績に自信あるんでしょうか。ポンプ大手5社・・・どこも知りませんが、勉強したいと思います。
会社四季報プロ2020年秋号ピックアップ銘柄でした。
3か月後、前号のピックアップ銘柄と合わせた10銘柄を検証したいと思います。
流石にこれ以上検証するのは厳しいので、次号からは銘柄の入れ替えを行う予定です。
・日本エス・エイチ・エル(20夏)
・日本管理センター(20秋)
・TOKAIホールディングス(20秋)
・ライト工業(20夏)
・日本ケアサプライ(20夏)
・東京エレクトロンデバイス(20秋)
・電業社機械製作所(20秋)
・ケー・エフ・シー(20秋)
・兼松エレクトロニクス(20夏)
・マックス(20夏)
最後までご覧頂き有難うございました。
前号ピックアップ銘柄の紹介記事です。
前号ピックアップ銘柄の検証です。
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