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【保有株】モーニングスター決算 21年3月期2Q

こんにちは。

この記事は、保有株の中で『長期的に株価も配当も成長を期待している小型株』であるモーニングスター(4765)の21年3月期2Qの決算内容について書いています。同社に関しては、10/19付けで東証一部に市場変更(JASDAQから昇格)とホルダーとしては嬉しいニュースもありました。

小型株の定義は色々あるかと思いますが、僕の中では時価総額でだいたい1,000億円以下の銘柄を想定しており、保有株の中では以下の3銘柄が該当します。これら銘柄に関しては、株価も配当も上昇(急激な伸びよりじわじわと伸び続ける銘柄が好み)を期待しており、今後も決算のレビューを書いていきたいと思っています。

モーニングスター(4765) 時価総額416億円

・TAKARA & COMPANY(7921) 時価総額263億円

内外トランスライン(9384) 時価総額132億円

モーニングスター21年3月期2Q決算

さて、モーニングスターの決算内容です。

売上は対前年で8.5%増、当期純利益は1.7%増。9期連続の増収、11期連続の増益、6期連続の過去最高益です。1Q決算時点ではコロナの影響で対面型セミナーが大幅減となり対前年15.7%の減益でしたので、2Qの3か月できっちりと巻き返してきました。中間配当は既に増配(7円⇒7.5円)を発表、通期でも増配を期待したい所です。

金融機関や個人向けにファンドデータを販売するファイナンシャル・サービス事業は引き続き好調。地方銀行を中心にタブレットアプリの導入が進んでおり、業績に貢献しています。金融機関向けのスマホ、PC向けデータ販売も伸長。DX(デジタルトランスフォーメーション)が追い風になっているとのこと。加えて東証一部への市場変更、そして朝倉社長が自ら出演して投信解説を行うYouTubeも登録者数が増えており、この様な活動によりブランド価値を高めていくことが業績にも貢献するだろうとのこと。

セミナーを中心としたメディア・ソリューション事業は2Qも苦戦が続いているものの、WebセミナーやWeb/対面のハイブリッド型で開催できたこともあり持ち直してきています。

信販売を行うアセット・マネジメント事業は、買収した会社の寄与もあり増収。私募投信を扱う子会社3社が利益を大幅に伸ばしており業績に貢献。公募投信を扱うSBIアセット・マネジメントは営業減益も、「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」、「SBI全世界株式インデックス・ファンド」ともに堅調に純資産残高を伸ばしてきています。僕も積み立てていますが、運用コストが業界最安水準で良い商品ですし、今後も確実に伸びてくると思っています。

更なる飛躍に向けた施策

更なる飛躍に向けた施策として、①家計の「貯蓄から投資」をサポートする商品・ツールの提供②企業型DC(確定拠出年金)運用者に対する投資アドバイスのマーケット掘り起こし③地方金融機関の運用サポート、この3点が挙げられていました。

①家計の金融資産のうち預貯金が占める割合は54.7%、実に1,000兆円あり、同社ビジネスがこの資金の受け皿になることができれば更なる飛躍を見込めそうです。②企業型DCも同様に、加入者が増えている一方で半分以上が元本確保型商品(預貯金、保険)となっており、同社が有するファンドデータを活かしたビジネスの機会があると言うことだろうと思います。③債権の利回り低下から、債券を中心としていた地方金融機関の運用も困難な時代になってきており、これも同様、同社が有するファンドデータを活かしたビジネスが可能です。「貯蓄から投資」の受け皿になるべく、データ、ツール、商品と言ったインフラ作りを目指していくとのこと。また、同社ビジネスはオンラインとの親和性も高くDX(デジタルトランスフォーメーション)も追い風になると思っています。

業績好調かつ今後の成長戦略も時代にマッチしていると思います。予想PERは33.53倍、PBRが4.34倍と決して割安ではありませんが、10年後を見据えて今のうちに買い増ししたい銘柄の1つです。

 

最後までご覧頂き有難うございました。

 

モーニングスター保有すると株主優待で暗号資産XRPリップル)もらえます。 

loveyuyu.hatenablog.com

 

前期の本決算のレビューです。 

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