はじめに
今回は、月1回恒例のSBIネオモバイル証券(ネオモバ)での単元未満株運用(「じぶんファンド」)の定点観測の記録です。カチッと固まったものはありませんが、最近は何となく毎月第2週目の金曜日に集計する感じになっています。
前回集計は7/15(金)で日経平均27,000割れの26,999円(7/15終値)でしたが、それ以降ずっと上げ続け、今回は29,000円に迫ろうかという勢いの28,777円(8/12終値)でのフィニッシュとなりました。グロース受難とも思えた前回から相場の雰囲気は一変しましたね。まあ、あまり調子に乗らず自分が選んだ銘柄を信じ、長期目線でじっくりと腰を据えて戦っていく所存です。
なお、遊びで始めたネオモバ投資ですが、気が付けば運用額が40万円を超えてきました。メイン口座で保有している日本個別株の運用額がざっくり930万円なので、全体の4%程度です。PFの一部として少し存在感が出てきたかなと思っています。まさしく「チリツモ」、当面は10%ぐらいを目安にコツコツ投資を継続したいと思っています。
「じぶんファンド」組入銘柄
組入銘柄は以下の10銘柄。先月、不祥事があったF&LC(スシロー)からワークマンに入替えましたが、それ以外は不動。
- ショーボンドHD(建設、14期)
- エスプール(サービス、5期)
- MonotaRO(小売、11期)
- セレス(情報・通信)
- eBASE(情報・通信)
- トリケミカル研究所(化学、9期)
- エラン(サービス、8期)
- 全国保証(その他金融、9期)
- ワークマン(小売、12期)
- HOYA(精密機械)
メイン口座で主な投資対象としているバリュー株とは異なりグロース株(高成長、高PER)中心に、業種、内需/グローバル、時価総額などのバランスを意識した構成にしています。カッコ内「○期」と書いてあるのは連続増配年数(実績ベース、管理人調べ)です。グロース株と言えども連続増配ができる企業は安心して長期保有できますね。
「じぶんファンド」の運用状況
先月からの主な動きは以下になります。
- 評価額は対前月+88,101円、買い増しと株価上昇の効果で40万円を突破
- PFは6か月振りにプラ転
- 好調な地合いを勘案して買いは控えめ
今の地合いで流石にマイPFもプラ転、6か月振りに地上に出てきました。反面、意中の銘柄が安くなった所で拾っていくスタイルなので、株価上昇局面ではなかなか手が出ず。先月から投資を始めたワークマン、好決算も株価軟調なトリケミカル研究所を少しずつ買い増した他はちょこちょこと。買いは控えめとなりました。以下が損益です。
ネオモバ「じぶんファンド」損益(22.8.12)
今回は決算発表シーズンでしたので、多くの決算発表がありました。保有株は全般的に好決算が多かった印象。特に関心を持った以下2銘柄の概要だけ記載しておきます。
ショーボンドHD(22.6期本決算)
過去最高益で期末配当を増額修正。22.6期も増配予想で15期連続の増配へ。併せて自社株買い(発行済株式数の1.4%)も発表して株価が大きく上昇。この所ずっと株価が好調で、なかなか買い増せませんね。
ショーボンドホールディングス【1414】、今期経常は4%増で5期連続最高益、前期配当を7.5円増額・今期は2円増配へ | 決算速報 - 株探ニュース (kabutan.jp)
セレス(22.12期2Q)
売上は横ばい(前年同期比-0.9%)も営業利益は大幅減(同-64.3%)、最終赤字。要因は前期に計上されていた株式売却益・アーンアウトの剥落と暗号資産の下落です。前者は織込み済み、後者は環境要因。これぐらいの業績変動は割り切らないと保有できない銘柄ですね。で傘下のビットバンクの売上高がマイナス。売上高マイナスは初めて見ました。
セレス【3696】、上期最終が赤字転落で着地・4-6月期も赤字転落 | 株探ニュース (kabutan.jp)
「じぶんファンド」運用方針
最後に、毎度繰り返しになりますがネオモバでの運用方針は以下の通り。
- 長期投資を前提としつつ、短期的な(機動的な)売買も行う
- グロース株、値がさ株に投資
- 集中投資(保有銘柄数は10銘柄以内)
- Tポイント最大限利用
なお、1株から買える最大のメリットは、
- 値動きが激しいグロース株の買いタイミングを分散できること
- 単元(100株)に手が届かない様な値がさ株に投資できること
だと考えています。
銘柄選定をする際には売上・利益の年平均成長率(CAGR)と各利益率、ROIC、ROEの推移を主に見ています。因みに、各指標はマネックス証券の銘柄スカウターを使うと簡単に調べたり比較したりすることが可能です。マネックス証券に口座開設する必要がありますが、個別株投資をする上で大変便利ですし無料でできますので、ご興味のある方は以下URLからご覧下さい。
日本株銘柄分析ツール マネックス銘柄スカウター | 情報ツール | 投資情報 | マネックス証券 (monex.co.jp)
また、グロース株はPERだけを見ているとどれも割高水準になってしまうので、PEGレシオも見ながら投資判断をしています。
PEGレシオ = PER ÷ CAGR
あとは業種、内需/外需、時価総額などのバランスを意識して銘柄選定を行っています。
おわりに
PFは6か月振りにプラ転。一方で買い増しは進まず暇な1か月となりました。
まだまだ運用額が少ないので、買い場が来たら積極的に買っていきたいと思います。
最後までご覧頂き有難うございました。
過去6か月分の記事です。