こんにちは。
決算シーズンもいよいよ大詰めですね。前回の決算発表から上方修正したり未定だった通期業績予想を開示した企業も割とあった様にも思いますが、皆様方の保有銘柄はいかがでしたでしょうか。
この記事は、保有株の中で『長期的に株価も配当も成長を期待している小型株』である内外トランスライン(9384)の20年12月期3Qの決算内容について書いています。大型株に関しては、別の記事でさらっと書きたいと思います。
小型株の定義は色々あるかと思いますが、僕の中では時価総額でだいたい1,000億円以下の銘柄を想定しており、保有株の中では以下の3銘柄が該当します。これら銘柄に関しては、株価も配当も上昇(急激な伸びよりじわじわと伸び続ける銘柄が好み)を期待しており、今後も決算のレビューを書いていきたいと思っています。
・TAKARA & COMPANY(7921) 時価総額263億円
内外トランスライン20年12月期3Q決算
さて、内外トランスラインの決算内容です。
売上は対前年で6.3%減、当期純利益は16.1%減。利益が二桁減と厳しい内容です。通期業績も厳しく、前回発表した予想を下方修正、売上6.7%減、当期純利益19.4%減としています。
要因としては、日本セグメントにおけるコロナの影響が大きく、主力の輸出混載海上貨物輸送の取扱数量が対前年で10%以上減少していること、中国・アジアはコロナ早期収束・回復基調にあるものの当社業績への影響は想定よりも遅れて出てきていることが挙げられていました。一方で、欧州からの輸入食品の取扱いは巣ごもり需要の後押しがあり好調。ただし、セグメント業績への寄与は限定的とのこと。
海外セグメントに関しては、単体の取扱数量の減少が海外子会社の業績に直接的に影を響及ぼしているものの、韓国や中国においてはそこまで大きなダメージは受けていない模様。
やはり、主力事業の取扱数量が減っていること、これが大きかったということですね。
財務面に関しては、自己資本比率74.3%、利益剰余金もしっかりと増えており、全く問題ないと考えます。
配当予想に変更なし、株主優待も決定
配当予想は中間配当19円(実施済)+期末配当17円(予想)で変更なし。年間配当金は昨年の34円から2円増配の36円になります。今回の修正予想で着地した場合、配当性向は40%程度になります。自己資本も分厚いですし、業績が多少低下しても配当を継続する余力はありそうですね。
12月末権利の株主優待の内容も決定しました。
https://ir.ntl-naigai.co.jp/ja/benefit.html
我が家は100株保有なので、このまま12月末を迎えれば、1,500円相当の優待品を頂ける予定です。200株保有でもらえる優待品が2,500円にグレードアップします。2,500円だと鎌倉ハムのハンバーグあり、お米あり、海苔と出汁のセットありで選び甲斐がありそうですね。株価次第では年内にあと100株買い増しするかもしれません。まあ、優待は嫁さんに選んでもらいますけど。
しばらくは厳しい事業環境が続きますが、コロナが収束すれば業績は回復するだろうと思いますし、配当を維持できる余力もあります。株価下落時に買い増しして、配当と優待を貰いながらゆっくりと値上がりを待とうかなと思います。
最後までご覧頂き有難うございました。
内外トランスラインは我が家の株主優待カレンダー採用銘柄でもあります
以前には こんな記事でも取り上げた銘柄です。