はじめに
こんにちは。今回は、SBIネオモバイル証券(ネオモバ)での単元未満株運用(「じぶんファンド」)の記録です。グロース株にとっては厳しい相場が続いておりますが、自分が選んだ銘柄を信じ、じっくりと腰を据えて戦っていきたいと思います。
「じぶんファンド」運用方針と組入銘柄
毎度繰り返しになりますが、ネオモバでの運用方針は以下の通り。特に値動きの荒いグロース株への投資に少額で慣れるのが目的です。
・長期投資を前提としつつ、短期的な(機動的な)売買も行う
・グロース株、値がさ株に投資
・集中投資(保有銘柄数は10銘柄以内)
・-10%で損切り
・Tポイント最大限利用
組入銘柄はここ数ヶ月変更なく「いつメン」となっており、コツコツ買い増しのみを行っています。直近は神戸物産(3088)、スノーピーク(7816)、ワークマン(7564)など、良い感じに下がってきていますが、新たに銘柄を組み入れる際は運用方針に従って、何かを売却する必要があります。
※HOYAは通期業績見通し非開示
銘柄選定する際には売上・利益の年平均成長率(CAGR)と各利益率、ROEを主に見ています。因みに、各CAGRはマネックス証券の銘柄スカウターを使うと簡単に調べることが可能です。マネックス証券に口座開設する必要がありますが、個別株投資をする上で大変便利ですし無料でできますので、ご興味のある方は以下URLからご覧下さい。
日本株銘柄分析ツール マネックス銘柄スカウター | 情報ツール | 投資情報 | マネックス証券 (monex.co.jp)
また、グロース株はPERだけを見ているとどれも割高水準になってしまうので、PEGレシオも見ながら投資判断をしています。
PEGレシオ = PER ÷ CAGR
僕の場合、PEGレシオ計算時のCAGRには過去5年間の最終利益の成長率を使います。一般にPEGレシオ1倍以下で割安、2倍を超えてくると割高と判断されます。業種にもよるかと思いますが、トリケミカル研究所が非常に割安水準ですね(セレスも割安に見えますが、前期利益にはアーンアウトによる臨時収益が入っており、今期利益は大幅に減少する見込みですので、その辺りが加味された数値なのかは確認が必要です)。良い銘柄に投資することが最優先なのであくまでも参考値ですが、投資判断の際のひとつ指標になるかと思います。
あとは業種、内需/外需、時価総額などのバランスを意識した結果、上記10銘柄となりました。テーマ的にも以下の通り、息の長いテーマで成長を期待できる銘柄への分散を意識しています。
- 防災、国土強靭化 ⇒ショーボンドHD
- 人材、就労 ⇒エスプール
- 暗号資産、トークンエコノミー ⇒セレス
- 半導体 ⇒トリケミカル研究所、HOYA
- 少子高齢化 ⇒エラン
- ヘルスケア、医療 ⇒HOYA
- 業務効率化 ⇒MonotaRO、eBASE
運用損益
続いて、ネオモバ「じぶんファンド」の損益です。
ネオモバ「じぶんファンド」損益(22.5.20)
先月からの主な動きです。
- 評価額は先月から+25,583円の327,866円、保有株の評価減を入金で補填した形
- ショーボンドHD好決算
- eBASE本決算開示、今期見通しはまずまずで株価も下げ止まりか?
- エラン好決算でプラ転
- 株価軟調なF&LC、全国保証を多めに買い増し
決算、トピックス
では、組入銘柄の決算、トピックスを見ていきたいと思います。
まずは3月決算銘柄の本決算から。
eBASE
FY21実績:売上+1.1%、最終利益-14.5%
FY22予想:売上+5.7%、最終利益+23.6%
FY21は既に下方修正が出ていた通り増収減益。今期(FY22)は増収増益の見通しで、再び成長路線に戻せるかどうかですね。売上規模は小さいものの、住宅業界向けビジネスが伸びている様です。増配、自社株買いの発表があり株主還元の姿勢も見せています。株価は下げ止まった感もありますが、今の利益水準から行くとまだまだ割高水準ではありますね。どうでしょうか?
全国保証
FY21実績:売上+2.1%、最終利益+3.1%
FY22予想:売上+6.5%、最終利益+4.9%
FY21は増収増益、FY22も増収増益予想です。成長率は低いですが、ここはバリュー株の位置付けで増配もしてくれていますので問題ありません。直近株価は下落しており、コツコツと買い集めています。
HOYA
FY21実績:売上+20.7%、最終利益+32.0%
FY22予想:非開示
二桁の増収増益。加えて増配、追加の自社株買いも発表と好決算でした。グロース受難の時期ではありますが、こういった時にコツコツ買い増ししていきたい銘柄です。
その他
ショーボンドHDが22.6期の2Q決算を発表し、通期業績および配当予想を上方修正しました。受注残高もしっかり積み上がっており、この好調は続きそうです。エランも22.12期1Qから好調な出だし(最終利益+23.5%)でした。
おわりに
株価下落時は株数を増やす良い機会ですので、長期投資を前提として良い銘柄と思えば株数を増やしていきたいと思います。
以上、ネオモバの運用状況でした。
最後までご覧頂き有難うございました。