はじめに
2022年末時点の資産棚卸をしたので、今回はその記録です。
我が家では、保有している金融資産を以下の3つのカテゴリーで管理しています。当ブログで毎月レギュラー公開している日米個別株の運用成績・残高はその一部で、それ以外にも現金、保険、勤め先の持株会などを保有しています。
- 現金:生活費、生活防衛資金
- 保険:生命保険、学資保険など
- 投資:日米個別株、持株会、投資信託、買付余力
個別株以外は基本的にほったらかし運用なので、正確な資産額を毎日・毎月いちいち把握していません。そこで半年に1回(6月と12月末)、保有資産の棚卸しを行い、それぞれの資産残高を記録するようにしています。
また、老後資金としては退職金(確定給付年金=DB)、企業型確定拠出年金(DC)があります。こちらもほったらかし運用なので、併せて残高を記録しています。
目的は以下2点になります。
- セミリタイアにどれぐらい近付けているのかを知りたい
- 定期的に運用方針を見直したい
家計の見直しを始めたのは約7年前、35歳ぐらいの時でした。恥ずかしながら、それまでは金融リテラシーなるものとは無縁で過ごしました。それから知識を身につけ、行動を起こし今に至りますが、何やかんやで残高は増えています。
それでは、2022年末の資産額がいくらだったのか公開したいと思います。ごく普通の40代妻子持ちサラリーマンが行う資産運用の1サンプルとしてご覧頂ければと思います。
2022年末時点の総資産額
現金:358.3万円(+97.5万円)
保険:367.7万円(-11万円)
投資:1562.5万円(+183.6万円)
負債:なし
合計:2288.5万円(+270.1万円)
「現金」の内訳ですが、生活防衛資金として定期預金200万円。ここは病気やリストラなど何かあった時のお金なので基本的に手を付けずに置いてあります。残りは耐久消費財や娯楽費として半年の間に使う予定のお金です。なお、冬ボーナスは12月、夏ボーナスは7月(遅い!)振込のため、キャッシュは12月末時点では多く、6月末時点では少なくなる傾向にあります。6月末にはキャッシュがカツカツで毎日お粥をすすってるかもしれませんねw
「保険」の内訳は、払い込みを終えた学資保険、生命保険と現在加入(積立)している年金保険などの合計です。今回は医療保険を解約したためマイナスになっています(還付金があったため現金はプラス)。資産形成において「やってはいけない」代表格の貯蓄型保険ですが、年金保険以外は若い頃に積み立てたものです。数年前に保険を見直し、その際に解約(損切り)した保険もありますが、一部は残したり払済保険(積立をストップ)にしました。ここは子どもの学費に充てる予定です。「保険=悪」みたいな言い方も目にしますが、個人的には極端な考えかなと思っています。僕の場合ですが、資産の半分以上をハイリスクな株式で運用している中で確実にお金が必要になる時期に元本が保証されている(かつ預金よりも利回りが高い)資産があると言うのは、それはそれで安心だと考えています。要は人それぞれ、ケースバイケースで最適解は異なる訳で、それを個人が考えて判断すれば良いのかなと。「保険=悪」を過信すると、それこそ思考停止になると思います。
「投資」の内訳は、株式等が1474.3万円、買付余力(証券口座でスタンバイしている現金)が88.2万円です。月々の投資額は10~50万円、ガッツリ下げた時には積極的に買い向かう様にしていますが、2か月~4か月ぐらいの投資資金は確保できているイメージです。買付余力を残しつつ、毎月少しずつ買い付けを進めていくスタンスなので、もう少し現金を増やしたい水準かなと思います。もし仮に、コロナショック級の大きな買い場が訪れた時に資金が枯渇した場合は「定期預金」を取り崩す選択肢もあります(家族とも合意済)。
ざっくり、68%がリスク資産(株式等)、32%が無リスク資産(現金、保険)となりました。もう少しリスク資産に振っても良いかなとは思っています。
2022年末時点の老後資金
続いて退職金(DB)と確定拠出年金(DC)からなる老後資金になります。
DB:424.4万円(±0円)
DC:331.7万円(+13.3万円)
合計:756.1万円(+13.3万円)
5年前に転職しているので42歳と言う年齢の割には少ないでしょうか。以前の勤め先ではDC制度が導入されておらず(iDeCoの存在も知らなかった)、DC、DBともに転職してからヨーイドンで積み立てられている金額です。
「DB」は、自己都合退職でアーリーリタイヤするとなれば満額貰えない規定になっていますが、とりあえず積み上がった全額を記載しています。勤め先のシステム更新が年1回(毎年4月)のため半年前から増減なしとしていますが、毎月積み上がっているはずです。
「DC」の方は外国株式をメインにポートフォリオを組んでいます。直近は伸びが鈍化していますが、ボチボチやっていきたいと思います。
資産額の推移
集計を始めた2019年12月末以降、この3年で約1.9倍に増加しました。振り返ってみると、コロナショック真っただ中の2020年6月が最も苦しかったです。大幅な含み損に保有銘柄の減配、投資資金も尽きて精神的にもきつかったですが、退場することなく続けてきて本当に良かったと思います。会社員なので給料は大幅に増えませんが、その中で資産額を増やせているのは節約や遊休資産を運用に回していることが大きいかもしれません。アッパーマス(3000万円)到達はいつでしょうかね?
続いて老後資金の推移です。こちらも集計を始めた2019年12月末以降のデータになります。運用が上手くいっているかどうか分かりませんが、資産額はこの3年で2.4倍に増えています。DCの運用利回り(年利)は10%以上をキープ。を資産運用を始めてよかったなと思います。
運用方針の見直し
投資信託
S&P500と全世界株式に毎月1万円ずつを積み立てていますが、運用方針に変更なしです。積立額の増額は毎回考えますが今回も見送りです。
理由としては、手触り感と言うか、直接会社を所有する個別株の方が好きなんですよね。ジュニアNISAが使える2023年までに、子ども名義で所望の個別株(全国保証など高配当・優待銘柄)を買いたいと考えていることもあります。結果的にこの判断が良いのかどうか分かりませんが、直観を信じて個別株メインで運用していきたいと思います。
持株会
毎月1万円、ボーナス時は3万円を積み立てていますが、方針に変更はありません。勤め先はシクリカルな業種でして、コロナの底から業績、株価ともにV字回復しています。コロナ禍の業績不振時に多めに積み立てていたこともあり、奨励金抜きにしても充分に利益は乗っており、ひとまずポートフォリオ全体に対する保有比率を下げようと考えています。今後、数回に分けて売却して別の銘柄への投資資金にしたいと思います。ただ、持株会は退会せず少額で継続していく方針です。
DC
外国株式(インデックスファンド)90:現金10のシンプルな構成にしており、変更ありません。散らかっていた妻のiDeCoも外国株式80:現金20と何だかんだで利確しながら再構築することができました。一応、この比率でやっていこうと思います。リバランスのタイミングは以下を考えています。
- 年2回、資産の棚卸をした時
- VIX指数が30を超えたら現金を半分取り崩して株式にする
- そこから更に下落した場合は残りの現金を全て株式に変えてフルポジにする
- 次の棚卸の時点でVIX指数が正常に戻っていたら所定の比率まで現金に戻す
以上です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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持株会について書いています。個人的には、資産運用や株式投資の導入としてやって良かったと思っています。
専業主婦のiDeCoについてです。