ざっくり人間なので細々と決め過ぎない方が良いと思っています。
ですが、ルール化とまでは行かなくとも、言語化しておくことは(暴落時など)何かあった時や、後々振り返る時に役立つと思っています。
今回は、約半年前に書いた記事のリライトになります。
当時と少し変わった(明確になった)所もあり更新しました。
売りは買いよりも難しいと言われますよね。
皆様は、株式投資をする上でのマイルールをお持ちだと思います。きっちり数値化する所まで落とし込むのか、ざっくり何となくのレベルなのかは置いておいて、多かれ少なかれマイルールと言うものが存在するのではないでしょうか。
僕はざっくり派ですが、個人的にはマイルールを言語化しておくことは(ブログなどで人目に晒すかどうかは別にして)長く投資を続けていく上でそれなりに重要だと思っています。相場に暴落・暴騰は付き物ですが、そんな時に冷静に対処するための準備として。
これまで、
- 毎月10〜50万円分を買い付ける
- 買った株は基本売らない
方針で個別株を運用してきました。
銘柄選定に関しては特に決まった方針はありません。高配当だろうがグロースだろうが優待だろうが、その時に自分が欲しいと思った銘柄を買っています。強いて言えば「その時にお買い得だと思える銘柄を買う」ことぐらいでしょうか。ただ、株価が高くても低くても買い付け額を毎月10〜50万円のレンジに収めて極力ペースを守るように意識してきました。そうすることで買いのタイミングを分散でき、資金コントロールもやり易いと感じています。要するに、1つ目のマイルール(=買いルール)は自分の中ではきちんと機能してきました。
一方で売りのルールは無いも同然でした。「買った株は基本売らない」方針だったことが大きいです。株価いくら(目標株価)になったら利確、含み損○%で損切りとか言うルールも無し。そもそも、上がっている株は上がるがままに任せて身を委ねておけば良いし、下がった株はナンピン買いの好機(もちろん場合によりけり)だと考えているからです。事実、これまで売った銘柄は少ないです。
売らなくても良い銘柄を買って長期保有するのが最も効率的と言う考え方は変わりありませんが、運用資産額が増えるに従い売りのルールについても言語化しておいた方が良いのではと思う様になりました。今後変更する可能性もありますが、以下に今のスタンスを書いておきたいと思います(下線部分が新たに追加、明確化した点です)。
売りのルール
- 損切り・損出しは機動的に行う
- 投資した資金が入用になったら売る
- 投資先として魅力/興味が無くなったら売る
- 上がり過ぎたシクリカル銘柄は高値圏から10%下落したら売る
バイ&ホールドの方針は変えませんが、税金対策とシクリカル銘柄との付き合い方について新たに明確化しました。
1つ目は、(元ギャンブラーとしては考えられないぐらい有難い)損益通算と言うシステムをしっかり活用しましょうと言うことです。今までもその様にしてきましたが、運用額が増えるに従いより実感する所です。
4つ目も従前から何となくやっていたことですが、ここで明確化(言語化)することにしました。具体的には、直近高値から10%減の株価で逆指値の売り注文を出しておくと言うことです。「伸びている間は売りたくない」けど、「ある程度の所で利確したい」と言う相反する気持ちの難しさを解消するためですね。
基本は損小利大を追求することですが、いずれも目的に合致していると考えています。
以上、売りのルールについて書いてみました。
売買回数を減らすことは決断の回数を減らすことになります。極力、売買(=決断)回数の少ない株式投資を目指します。
最後までご覧頂き有難うございました。