初めて個別株に投資をしたのが2019年9月13日。
気が付けば、あれから4年経ちました。
知識もセンスも無いド素人が、その必要性に駆られて始めた株式投資。低パフォーマンスながら、生き残っているだけで上出来だと思っています。
初めての投資先
人生初の投資先はJTこと日本たばこ産業(2914)。言わずと知れた国内屈指の高配当株ですね。取得価格は2,331円でした。NISA口座で100株。正直な話、一発23万円の投資にドキドキしたのを覚えています。買う銘柄は決まっていたものの2~3日決断がつかず。でも、結果的によくここで一歩踏み出したものだと、今となっては自分で自分を褒めたいと思っています。何はともあれ、全てはここから始まりました。結局、2019年は9~12月の4か月でNISA枠120万円を使い切って終わりました。年が明けてすぐにコロナショックが訪れることも知らずに・・・
その後、JTはコロナ禍による株価下落や減配がありましたが、バイ&ホールドの方針に従い売却せず当時買った100株を保有し続けています。これまでに受け取った配当金は65,300円(NISAなので非課税)で、保有期間4年で投資元本の28%を回収。更に2023年は株価好調、9/20終値で3,384円ですので+105,300円(+45.17%)の含み益。含み益は幻ながら、含み益+配当で70%以上の運用利回りとなっています。当時はオワコン扱いされていた銘柄ですが今では見違えるパフォーマンスですね。含み損を抱えていた期間は長かったですが売らずに持っていて良かったと今では思います。結局、周囲の声に流されず、ひたすら持ち続けたのが良かったですね。
わずか4か月後にコロナショックを経験
2020年2月に起こったコロナショック。個別株投資を始めてわずか4か月後のことでした。大幅な含み損に減配と、株式市場の神様から手痛い洗礼を受けました。銘柄選定や投資タイミングのミスもあり一時的に30%以上も資産を減らしました。その後も約1年間、含み損を抱え続けることになりました。この頃の経験は、個人的には株式に投じた資産額が少ないうちに良い勉強ができたと前向きに捉えています。苦しい苦しい期間でしたが、この頃に投資した先は今では大きな含み益となってPFを支えてくれています。株式投資を続けていく上で、この年のことは絶対忘れないと思います。
直近1年の取り組み
直近1年の取り組みとしては、グロース株への投資割合が昨年より更に増えました。もともとネオモバを利用して少額で始めたグロース株投資ですが、今年1月にネオモバを解約してからも意欲的に続けています。MonotaRO、エラン、エスプール、シスメックス・・・逆張り気質なので最近のグロース株への逆風を好機と捉えてのものです。業績好調で今後の成長にも期待できる様な優良株を割安で拾うと言う考え方は一貫しているつもりです。
もう1つ、テクニカル分析の基本を勉強をしました。ごく単純な移動平均線を用いた手法です。この取り組みはトレード(売買)で儲けるためと言うよりはむしろ逆で、取引回数を減らすためのものです。投資を始めた目的は不労所得が欲しいから。最終的には最小限の労力で金融収入を得られる様になりたいものです。
やらなくなったこと、変わったこと
銘柄スクリーニングはやらなくなりました。四季報も基本的には買わなくなりました。買うとすると、せいぜい年末年始の帰省など移動時間の暇つぶしに読む目的ぐらいですかね。同じ目的で昔から読んでいた競馬雑誌と同様、情報量が多くて2~3時間は飽きずに見てられますので(どうでも良いですが、競馬雑誌・新聞の馬柱ってすごい情報の宝庫なんですよ!)。あんまり目移りしないので、今見ている銘柄とX(旧Twitter)その他SNSの情報収集で事足りてます。最近流行りのPBR1倍割れ銘柄とかは元より興味が無いですね。はい、流行には基本的に乗らない変態野郎なのです。
当ブログにて決算レビュー記事も書かなくなりました。理由は色々ありますが、良い銘柄を安く買って長期保有する自分の投資スタイルでは短期的な細かい数字のウェイトはそこまで高くは無いのかなと。
投資(具体的には短期的に儲けたいと言う思い)に対する熱量は減少しました。配当利回りに対するこだわりも同様です。
保有銘柄数は日本株で50、米国株で14。銘柄分散を意識して進めてきた結果ですが、これ以上は「意図的に増やさない」方向にシフトしていくと思います。2019年に投資したNISA枠の非課税期間がそろそろ終わることもあり、銘柄入替を含め取捨選択を考えていく時期なのかもしれません。
変わらないこと
良い銘柄を(できるだけ)安く買って長期保有すること。これに尽きますね。株式投資を始めた時ほどの熱量は無くなってしまいましたが、今日よりも明日、明日よりも明後日をより良いものにすべく、今のスタイルでまったりと継続していく所存です。
運用資産額1,000万円を突破した時の記事です。
コロナショックで得た教訓です
コロナ禍真っただ中に僕がとった投資行動についてです