弱小投資家が経済的自由を目指すブログ

経済的自由を目指すアラフォーサラリーマンが、資産運用・副業に本気で取り組む中で日々考えたことを書いているブログです

将来の高配当株を探してみる

 

はじめに

最近はあまりやっていなかったのですが、久々に銘柄スクリーニングをしましたので、今回はその結果を共有したいと思います。

 

スクリーニングはマネックス証券の銘柄スカウターで行いました。

マネックスさんの銘柄スカウターは、まさしく「痒い所に手が届く」サービスですよね。特に以下の指標を確認できる点は他の証券会社のサービスには無い特徴かなと思います(僕はSBIと楽天しか知りませんが)・・

  • 売上、利益の年平均成長率(CAGR)
  • 粗利益率
  • ROIC

 

また上記指標を含めた他社との比較も簡単にできて使い勝手よしです。マネックス証券の銘柄スカウターにご興味ありましたら、以下URLからどうぞ。無料で口座開設すれば使うことができます。

トップ - 銘柄スカウター (ifis.co.jp)

スクリーニング条件

さて、スクリーニング条件です。

今回は、増配率から将来の高配当株を探したいと思います。

ただ残念ながら、増配率に関してはマネックスさんの銘柄スカウターも対応しておらず・・と言うことで、以下条件で候補銘柄を絞り込んだ上で増配率を計算します。

  • 連続増配年数:9期以上(銘柄スカウターで検索できる上限になります)
  • 予想配当利回り:3%以上
  • 配当性向:50%以下
  • 当期純利益の5年CAGR:5%以上
  • 実績ROE:10%以上

なお、スクリーニングは11/3に実施しましたので、その後の株価変動や配当金額の修正により予想配当利回りは現在とは必ずしも一致しない可能性がありますのでご了承下さい。

 

マネックス証券 銘柄スカウターより

 

上記条件で23銘柄がヒットしました。多すぎず少なすぎずでしょうか。中長期的に業績と配当が伸びていて、増配余地もありそうな銘柄を絞り込みめたと思います。

ヒットした23銘柄

以下がヒットした23銘柄です。

マネックス証券 銘柄スカウターより

 

当期純利益のCAGRが高い順に並べています。僕が保有している銘柄ではSHOEI、みずほリース、ヒューリック、MCJ、イエローハット、全国保証の6銘柄が入っていました。

増配率の高かった銘柄

続いてヒットした23銘柄について、過去5年の年平均の増配率を計算しました。以下は年平均で20%以上の増配率を叩き出した銘柄です(カッコ内は過去5年の年平均増配率)。

  • オープンハウスG(27.33%)
  • 住友倉庫(24.82%)
  • SHOEI(26.73%)
  • ビジネスブレイン太田昭和(22.36%)
  • OCHI HD(21.06%)
  • 東テク(25.52%)
  • 竹内製作所(22.18%)

こちらも11/3時点での調査結果になります。直近の終わった期の実績配当利回りで出しています(例えば、12月決算の銘柄は2022年12月期の実績配当ベース)。

 

当たり前ですが、利益成長率が高い銘柄が増配率も高い傾向にありますね。なお、スクリーニングでヒットした23銘柄のうち、ニチアス、積水ハウス、大和ハウス工業以外はすべて10%以上でした。72の法則に当てはめると、増配率20%で3.6年、10%でも7.2年で配当は2倍になります。

更に絞り込み

更に絞り込みます。

業績の安定しない銘柄、一過性の要因でスクリーニング条件を突破してきた銘柄等をここで落としていきます。以下2銘柄が該当。

住友倉庫

2022年3月期の当期純利益が対前年2.3倍と異常値と言えそうです。2023年3月期は+14%でまずまずですが、今期は-44.8%と減益予想。配当も2022年3月期に約2倍の増配をしており、その1年を除くと平凡な数字です。長期にわたって減配していないのは流石(減益となる今期も配当維持の方針)ですが、今後も20%台の増配率が続くかは疑問です。

OCHI HD

ここも当期純利益、配当が大きく伸びた2022年3月期の1年間の数字に引っ張られてスクリーニングを突破してきた銘柄。以降の業績は緩やかに下降しており、こちらも過去10年減配の実績が無いですが、今後の増配率となると疑問。個人的に営業利益率が2%前後と低水準で推移しているのも気になる所です。

残った銘柄

オープンハウスG

業種:建設(住宅メーカー)

予想PER:6.6倍(過去平均:8.1倍)

予想配当利回り:3.25%

ROE:24.67%

営業利益率:12.48%

 

SHOEI

業種:その他製品(高級ヘルメットメーカー)

予想PER:13.7倍(過去平均:26.1倍)

予想配当利回り:3.63%

ROE:29.07%

営業利益率:28.95%

 

ビジネスブレイン太田昭和

業種:情報・通信(企業会計コンサル)

予想PER:1.7倍(過去平均:11.9倍)

予想配当利回り:3.64%

ROE:13.20%

営業利益率:8.66%

※今期が大幅増益となっており予想PERが異常値になっています。配当も大幅に引き上げる予定のため、予想配当利回りも高めに出ている可能性があります。

 

東テク

業種:卸売(空調装置・機器の専門商社)

予想PER:10.9(過去平均:9.1倍)

予想配当利回り:3.67%

ROE:12.00%

営業利益率:6.10%

 

竹内製作所

業種:建機(小型建機メーカー)

予想PER:8.7(過去平均:11.4倍)

予想配当利回り:3.58%

ROE:14.15%

営業利益率:11.86%

※今期は記念配当込み。業績好調で普通配当も大幅に増配する予定なので、予想配当利回りは普段より高めに出ている可能性があります。

 

営業利益率10%以上に限るとオープンハウスG、SHOEI、竹内製作所の3つが残りますね。好みもあると思いますが、やはりSHOEIは指標面で断トツ優秀でお買い得かなと思います(もしかして直近の株価下落は来期の減速を織り込んでたりして・・)。SHOEI以外では竹内製作所が良いなと思いました。

 

以上、増配率から将来の高配当株を探してみました。