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【検証】四季報プロ ピックアップ銘柄(前編)

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こんにちは。

毎号読んでいる会社四季報プロ2021年新春号を購入しました。

最新(新春)号については、現在ピックアップ銘柄の記事を書いている所ですが、今回は以前のピックアップ銘柄が「その後」どうなったのか、検証したいと思います。 検証の対象は、以下の記事で取り上げた10銘柄です。入替え制を採用しており、新たに追加した銘柄数だけ、既存の銘柄を削除しています。銘柄を入れ替えることでクオリティの高いラインナップにしていきたいと思っています。皆様の銘柄スクリーニングの参考になれば幸いです 

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 今回は前編として、個人的な本気度で上位5銘柄について検証していきます。

 

概況

まず集計期間ですが、前回の集計期間の終点である2021年9月21日(終値)~今回の記事執筆時点1月11日(終値)の3か月間としました。その間、日経平均株価は29,839円⇒28,222円(-5.42%)、TOPIX指数は2,064⇒1,986(-3.78%)となりました。集計開始がちょうど中国恒大集団の経営危機が取り沙汰された時期と重なったこと、また10月末の衆院選を経て岸田政権の誕生して以降、株価が軟調に推移していることから大きく下げた3か月でした。

この様な相場環境の中、ピックアップ10銘柄のうち上位5銘柄の株価は、上昇:1、下落:4でした。地合いが厳しいのでどこも下がっていますが、ビジネスが盤石であれば買い増しの好機とも考えています。

では、見ていきます。

日本エス・エイチ・エル(4327)

株価:2,706円⇒2,574円(−4.88%)

PER15.0倍、PBR2.7倍、配当利回り3.34%

21.9 通期(実績)売上+11.3%、営業利益+6.0%、最終利益:+5.2%
22.9 通期(予想)売上+3.3%、営業利益+1.4%、最終利益:+2.0%

※22.9期より新会計基準が適用される関係で、22.9通期(予想)は前年対比での増減率は開示されていませんが、参考データとして独自に計算した数値を入れています。

 

採用や人事評価の診断ツールと人事コンサルを行う会社です。新卒向け適正テストのWeb版が伸びるなど、アフターコロナでも業績を伸ばせそうです。

21.9期は増収増益でした。好調な3Qから考えるとやや失速した感はありますが、有価証券報告書には業績に季節変動があり2Q、3Qの数値が最も高くなる旨記載があり、問題ないと見ています。決算発表と併せて期末配当の増配に関してもアナウンスがありました。同社ビジネスに大きな影響を与えると考えられるのが英SHL社とのライセンス契約(22年3/31期限)ですが、1年間の契約延長(ライセンス料率も現行据置き)が決まった様です。コロナ影響で十分な協議ができていないからと言う理由ですが、とりあえず1年間は大丈夫ですね。

安定成長で更なる増配も期待できますし、ROEなどの収益性を示す指標も高水準を維持していますね。仕込み時を探っていましたが、配当利回り3%超の水準まで下がってきました。昨年11月末を底に反転上昇した様にも見えますので、そろそろでしょうか。

三協フロンテア(9639)

株価:5,210円⇒5,050円(-3.07%)

PER9.6倍、PBR1.4倍、予想配当利回り3.16%

22.3 2Q(実績)売上+11.6%、営業利益+41.0%、最終利益:+45.2%

22.3 通期(予想)売上+7.9%、営業利益+14.7、最終利益:+14.2%

仮説ハウスのレンタル、販売でトップ級。個人的に好みのニッチな分野でNo1を目指せる企業です。コロナ影響で工事中止、延期の影響はあったようですが、3密対策やテレワークで新たな需要が増加。

増収、二桁増益と絶好調の折り返しです。1Qからいきなり上方修正&増配発表がありましたが、2Qでも上方修正がありました。

前述のコロナによって生まれた新たな需要に加え、ワクチン接種会場、東京五輪など一時的な需要も取り込めた様ですね。

暮らし方や働き方の変化に伴う空間ニーズの高まりにより需要の高い状態が続いており・・・

(「業績予想の修正に関するお知らせ」_同社2021年11月2日リリースより)

8期連続増益、6期連続増配とクオリティの高い銘柄ですが、指標的にはまだまだ割安水準です。株価が上がってしまいましたが、諦めずに監視を続けたいと思います。こういう銘柄を素直に買えれば良いんですがね。

アルプス技研(4641)

株価:2,077円⇒1,835円(-11.65%)
PER12.5倍、PBR2.8倍、配当利回り4.02%

21.12 3Q(実績)売上+8.7%、営業利益-2.3%、最終利益:+2.5%

21.12 通期(予想)売上+11.9%、営業利益+9.9%、最終利益:+0.1%

正社員技術者の派遣大手。5G関連など半導体向けの技術者派遣が伸長。EPSは8期連続で増加、8期連続増配と素晴らしいです。

21年12月期3Qも増収・増益も営業利益がマイナスになっているのが気になります。21年12月期の配当予想は前年据え置きの75円となっていますが、9期連続増配にも期待したい所。好財務でROE、ROAともに高く資本効率も良いですね。配当利回り4%超えなら狙って見ても良いかもしれません。

エーアイティー(9381)

株価:1,239円⇒1,423円(+20.0%)

PER14.9倍、PBR2.5倍、配当利回り4.08%

22.2 3Q(実績)売上+31.6%、営業利益+76.0%、最終利益:+55.1%

22.2 通期(予想)売上+24.5%、営業利益+41.9%、最終利益:+29.9%

 

関西地盤の国際貨物運輸業で、主力は日中間の海上輸送。この所、何かと話題の海運株です。今期は絶好調で1Qからいきなり上方修正・増配を発表(7/13)。その後も8/20、11/18と立て続けに上方修正&増配の発表がありました。

業種的にはシクリカル銘柄に分類される海運業に属していますが、業績は堅調に推移しており、長期的には割と綺麗な増収・増益トレンドにあります。普通配当ベースでは10年以上にわたって非減配を続けています。素晴らしいですね。こう言う銘柄を素直に買っていれば良いんですがね・・・(2回目)

明豊ファシリティワークス(2760)

株価:913円⇒807円(-11.61%)

PER14.4倍、PBR2.3倍、配当利回り3.5%

22.2 3Q(実績)売上+13.0%、営業利益+45.1%、最終利益:+53.1%

22.2 通期(予想)売上+3.1%、営業利益+1.1%、最終利益:+2.8%

オフィス・ビル移転、新築、改修などのプロジェクトにおける建築発注者向けの支援事業(=コンストラクション・マネジメント、CM)が主力。官公庁、民間企業、大学など幅広い機関から引き合いがあります。ビジネスモデルの転換期にあり、売上は年々減少していますが、最終利益は長期的に増加トレンドにあります。5年平均の利益成長率は10%程度、PERは15倍程度なので成長と割安を兼ね備えた銘柄ではないかと思います。株主還元は8期連続増配中と素晴らしいです。

配当利回り3.5%、ボチボチ打診買いもありかなと思って見ています。

 

以上です。

配当利回り4%超えが2銘柄、3.5%超えが1銘柄と株価が下落している反面、配当利回りは上がってきています。まだまだ下がることも念頭に置きながら(買付余力は確保しつつ)、こういう時にコツコツと仕込んでいきたいと思います。

後編もご期待頂ければと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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