こんにちは。
日本株は3/9月、6/12月決算(配当権利月)の銘柄が多いですよね。で、配当金の入金は3ヶ月後になることが多いため、3、6、9、12月に集中します。僕もそうですが、投資を始めてすぐの頃は、それ以外の月は入金が無くて寂しかったりしますよね。
今回は、1、7月末権利で配当が貰える銘柄について書きたいと思います。毎月配当金が欲しい方の参考になれば幸いです。なお、家賃債務保証大手のCasa(7198)は良い銘柄だと思っていましたが、色々報道もあったため、ひとまず静観です。
それでは、いきましょう。なお、株価および配当利回りは本記事執筆時の2021年1月5日終値になります。
積水ハウス(1928)
株価:2,079円、配当利回り:3.94%
ハウスメーカー大手。21年1月期の業績はコロナ影響で落ち込み、期中に配当予想を下方修正しています。記念配当込みで9期連続の増配は死守する形ですが、普通配当ベースでは減配となります。何とも判断が難しい所です。22年1月期は戸建ての受注が回復する様で、増配基調に戻せるかどうかですね。地面師事件、お家騒動などゴタゴタ続きですが、コロナ禍の今年を除けば長期的に増収増益トレンドでROE10%と高収益、自己資本比率も49.4%と好財務の堅実な会社だと思います。
丹青社(9743)
株価:789円、配当利回り:5.07%
空間ディスプレーの企画、設計を行う会社です。業績の方はオリンピックの延期などコロナの影響をモロに受けています。先月には減配(42円⇒40円)が発表されました。同社方針では配当性向50%を目安とすることとしていますが、今期の配当性向は約70%。外的要因が大きいとは言え、ギリギリの所です。この事業環境があと1年続くなら、更なる減配も意識される水準です。とは言え、自己資本比率58.7%、利益剰余金>有利子負債と好財務なので、事業継続には問題無い(倒産リスクは極めて小さい)と見ています。コロナの影響によるオリンピック延期や景気減退でここ1~2年の業績は厳しそうですが、コロナ問題が解消されれば上向いてくると考えます。少額で投資可能なので、ナンピン前提で逆張りで仕込むのも有りかと思っています。
プラネット(2391)
株価:1,469円、配当利回り:2.83%
メーカー・卸間の電子データ通信・交換の仲介を行っている会社です。じわじわと売り上げを伸ばすものの利益は横ばい、EPSは2018年がピークになっており、その後は下落しています。ROEはじわりと低下傾向にあり、成長鈍化が懸念される所です。とは言え営業利益率20%、ROE10%と稼ぐ力は現状でも十分、自己資本比率は80%以上と財務も鉄壁です。19期連続で増配中、21年7月期も増配予定なので、配当を貰いながら長期で保有するのには良い銘柄かなと思います。長期的に株価は下落中ですが配当利回り3%の水準になれば拾ってみたい銘柄です。
スバル興業(9632)
株価:8,930円、配当利回り:3.81%
東宝傘下で道路メンテナンスが主力の会社。飲食店、マリーナ、不動産賃貸なども。高速道路の修繕など公共事業も多く受注しています。レジャー事業などはコロナ禍の影響を受けた様ですが、主力の道路事業、不動産事業は順調とのこと。個人的に公共事業関連のビジネスは好きですね。長期的に増収増益トレンドでROEは10%前後と経営効率はまずまず、自己資本比率80%以上と財務は鉄壁です。配当の方は、今期は特別配当やら記念配当やらがあり、ややこしいですが前年同額の340円/株となっています。因みに、普通配当ベースでは100円⇒200円の2倍増、特別配当は240円⇒90円と大幅減額、ここに今期は記念配当50円が加わる形になります。うーん、ややこしい。配当方針などまだ確認していませんが、要チェックですね。100株保有するのに90万円が必要なので、投資初心者にとって、いきなり単元株を買うのは厳しいですね。
以上、1、7月権利の高配当株の紹介でした。
積水ハウスと丹青社は景気に敏感、プラネットとスバル興業は景気にかかわらず安定している印象です。銘柄スクリーニングのご参考になれば幸いです。
最後までご覧頂き有難うございました。
毎月配当金を得る目的ではREITやインフラファンドへの投資も視野に入ってきます。
インフラファンドの銘柄比較についてです。
丹青社に関しては、以下の記事でも紹介しています。