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【検証】四季報プロ ピックアップ銘柄(後編)

f:id:loveyuyu:20210618225530p:plainこんにちは。

今回は6/19の記事の続きになります。

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毎号読んでいる四季報プロから、以前にピックアップした銘柄が「その後」どうなったのかを検証しています。 検証の対象は、以下の記事で取り上げた10銘柄です。前回から入替え制を採用しており、新たに追加した銘柄数だけ、既存の銘柄を削除しています。銘柄を入れ替えることでクオリティの高いラインナップにしていきたいと思っています。皆様の銘柄スクリーニングの参考になれば幸いです。

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後編の今回は、下位5銘柄について検証していきます。

 

 

概況

まず集計期間ですが、前回記事の時点(2021年3/24終値)から本記事執筆時点(2021年6/18終値)としています。この間、相場環境はやや軟調で、日経平均は4月上旬に30,000円にタッチする局面はあったものの、その後下落に転じました。後半やや上昇しましたが、日経平均株価は28,405円→28,964円(+1.96%)、TOPIX指数は1,928→1,946(+0.93%)と小幅な上昇となりました。

ピックアップ10銘柄の株価は、上昇:5、下落:5となりました。好業績にもかかわらず株価が下落している銘柄もあり、割安度が高まってきた様にも感じており、仕込み時を探っている所です。 因みに、爆上げ銘柄が1つありました。半導体関連のあの銘柄です。本記事に登場しますよ。

では、見ていきます。 

プラネット(2391)

株価:1485円⇒1,505円(+1.34%)

PER:21.2倍、PBR:2.2倍、配当利回り:2.75%

21.7 3Q(実績)売上-0.1%、営業利益+3.9%、最終利益+5.2%
21.7 通期(予想)売上+0.6%、営業利益-11.6%、最終利益+1.9%

メーカー・卸間の電子データ通信(EDI)を仲介。システムの共同利用を目的に、ライオンやユニ・チャームと言った日用品、化粧品大手と独立系通信会社インテックが共同出資して設立された会社です。今では他の業界にも同社サービスの利用が広がっており、業界インフラと言って良い存在になっている様です。

業績推移は横ばいで、よく言えば安定、悪く言えば成長しておらず、21年7月期(通期)も微増の予想です。ただし、自己資本比率80%超、有利子負債ゼロと財務は鉄壁です。何と言っても上場来17期連続増配を予定している、国内屈指の連続増配銘柄です。増配率は高くありませんが、21年7月期もきっちり増配の予想です。ただし、配当性向は徐々に高まってきており、今後の動向には注視しておきたい所です。 

マックス(2393)

株価:1,620円⇒1,756円(+8.39%)
PER15.9倍、PBR1.0倍、配当利回り2.89%

21.3 通期(実績)売上-8.1%、営業利益−11.9%、最終利益−6.5%
22.3 通期(予想)売上+9.2%、営業利益+6.2%、最終利益+1.9%

複写機内蔵綴じ機やホッチキス、建築作業用くぎ打ち機で国内首位。

コロナの影響が多きく大幅な減収減益の予想で始まった期ですが、1月に上方修正した業績予想を更に上回って着地しました。最終的に減益ながら配当は2円増配の48円とし、28年連続の非減配となります。22年3月期は2円増配の50円。コロナから復調してきています。好財務で配当も安定しており、個人的に好みの「ニッチな分野でナンバーワン」企業で、今後も注視していきたいと思います。

ライト工業(1926)

株価:1,866円⇒1,814円(-2.78%)

PER:10.9倍、PBR:1.2倍、配当利回り:2.87%

21.3 通期(実績)売上+1.9%、営業利益+18.8%、最終利益+22.3%
22.3 通期(予想)売上+1.7%、営業利益+0.6%、最終利益+0.1%

特殊土木技術を強みとする会社。防災、インフラ整備といった国の「国土強靭化」政策にがっちりはまる、手堅いビジネスが魅力です。21年3月期は増収、二ケタ増益とコロナ禍においても好調だった様です。配当は前年から9円増配の50円/株(期末のみ)で、8期連続の増配を達成。素晴らしいですね。22年3月期の配当は1円増配の51円/株。9期連続増配へと向かいます。株価が上昇して配当利回りが下がっていますが、指標面ではまだ割安ですね。業績安定、好財務なので市場全体が暴落した時に買いたい銘柄です。

東京エレクトロン デバイス(2760)

株価:3,800円⇒5,750円(+51.31%)
PER:12.5倍、PBR:1.98倍、配当利回り:3.16%

21.3 通期(実績)売上+5.8%、営業利益+21.3%、最終利益+37.3%
22.3 通期(予想)売上+7.5%、営業利益 開示なし、最終利益+40.0%

東京エレクトロン系の半導体商社。

2Q時点で減収減益でしたが、3Q以降きっちり巻き返しました。通期では増収、大幅な増益です。配当も20年3月期から35円と大幅増配となる125円となりました。22年3月期も好調は維持される様で、最終利益は+40%、配当も2年連続で大幅増配の175円(+50円)です。株価も前四半期から1.5倍に伸びていますね。

 

半導体株強えーー!

 

ピックアップした時点で拾っておけば良かったーーと思っても後の祭りですね。ま、弱小チキン投資家あるあると言うことで・・・

兼松エレクトロニクス(8096)

株価:3,790円⇒3,685円(-2.77%)

PER:13.2倍、PBR:1.8倍、配当利回り3.83%

21.3 通期(実績)売上-8.9%、営業利益-0.6%、最終利益-0.1%
22.3 通期(予想)売上+2.2%、営業利益+5.3%、最終利益+4.3%

兼松傘下のITベンダー。ITインフラの構築、保守、運用を行っている会社です。
21年3月期は減収・微減益、年間配当は昨年同額の135円(中間:65円、期末70円)での着地です。DX推進によるリモートワーク定着など同社にとって追い風となるも、企業の活動制限や業績悪化によるIT投資抑制が一部あったことなどから業績は伸ばせていない様子。ただ、仮想デスクトップに代表される「仮想化」分野は伸びていくのかなとは思っています。来期配当は5円増配の140円で出してきました。中長期的なテーマとしては有りな銘柄かなと思っていますが、もう少し深掘りしてみたなと思います。

 

以上、ピックアップ銘柄(下位5銘柄)の検証でした。

四季報プロ500夏号は現在読んでいる所ですが、既存10銘柄を上回る良い銘柄に巡り合えることを期待したいと思います。夏号のピックアップ銘柄は、別記事で紹介したいと思います。

最後までご覧頂き有難うございました。

 

今回紹介した会社四季報プロ500銘柄になります。よろしければどうぞ。 

 

 

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