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【検証】四季報プロ ピックアップ銘柄(後編)

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こんにちは。

毎号読んでいる四季報プロから、以前にピックアップした銘柄が「その後」どうなったのかを検証しています。 検証の対象は、以下の記事で取り上げた10銘柄です。前回から入替え制を採用しており、新たに追加した銘柄数だけ、既存の銘柄を削除しています。銘柄を入れ替えることでクオリティの高いラインナップにしていきたいと思っています。皆様の銘柄スクリーニングの参考になれば幸いです

www.loveyuyu-dividend.com

 

後編の今回は、下位5銘柄について検証していきます。

 

 

概況

まず集計期間ですが、前回の集計期間の終点である2021年9月21日(終値)~今回の記事執筆時点1月11日(終値)の3か月間としました。その間、日経平均株価は29,839円⇒28,222円(-5.42%)、TOPIX指数は2,064⇒1,986(-3.78%)となりました。集計開始がちょうど中国恒大集団の経営危機が取り沙汰された時期と重なったこと、また10月末の衆院選を経て岸田政権の誕生して以降、株価が軟調に推移していることから大きく下げた3か月でした。

この様な相場環境の中、ピックアップ10銘柄のうち下位5銘柄の株価は、上昇:0、下落:5でした。地合いが厳しいのでどこも下がっていますが、ビジネスが盤石であれば買い増しの好機とも考えています。

では、見ていきます。

www.loveyuyu-dividend.com

 

では、見ていきます。

東京エレクトロン デバイス(2760)

株価:8,580円⇒6,050円(-29.49%)
PER:11.7倍、PBR:2.1倍、配当利回り:3.33%

22.3 2Q(実績)売上+33.7%、営業利益+145.6%、最終利益+221.4%
22.3 通期(予想)売上+20.1%、営業利益 開示なし、最終利益+65.4%

東京エレクトロン系の半導体商社。

上半期は絶好調で折り返しです。9/6には上期業績予想の上方修正&中間配当の増配の発表がありました。通期でも上方修正を期待したいと思います。前号(秋号)の時に四半期で+49%の爆上げを演じましたが、今四半期は調整。配当利回りも3%台まで戻ってきました。

ライト工業(1926)

株価:1,954円⇒1,898円(-2.87%)

PER:11.2倍、PBR:1.3倍、配当利回り:2.69%

22.3 2Q(実績)売上+2.1%、営業利益+18.8%、最終利益+0.5%
22.3 通期(予想)売上+1.7%、営業利益+7.4%、最終利益+0.1%

特殊土木技術を強みとする会社。防災、インフラ整備といった国の「国土強靭化」政策にがっちりはまる手堅いビジネスが魅力です。

今期は増収、微増益での折り返し。2Q時点での進捗率は38.2%と低いですが、昨年実績では14.8%(1Q)→41.4%(2Q)→70.1%(3Q)→108.4%(4Q)と推移しており、4Q偏重の傾向が見てとれますので特に心配ないと見ています。11/8には上方修正もありましたので好調と見て良いでしょう。業績安定、好財務で8期連続増配とクオリティの高いバリューグロース株なので、配当利回り3%ぐらいで待っています。

ケー・エフ・シー(3420)

株価:1,939円⇒1,808円(-6.76%)
PER7.5倍、PBR0.7倍、配当利回り3.82%

22.3 2Q(実績)売上+6.6%、営業利益+23.5%、最終利益:+21.8%

22.3 通期(予想)売上-1.1%、営業利益-21.1%、最終利益:-22.0%

 

建設資材の販売、施工。アンカーボルト2位、トンネル用ボルト首位。シクリカルな側面はあるものの個人的に好きなニッチな分野でナンバーワンの会社ですね。

1Qは増収増益のスタートです。が、通期業績は減収減益、80円⇒70円の減配予想となっており厳しいですね。進捗率42.3%とやや低いですが、ここも官公庁向けの受注が多く業績は4Q偏重ですので後半伸びると思っています。ただ・・上方修正を期待できるかどうかと言うと、自信無いですね。指標的にはミックス係数5.25と非常に割安です。

アルテリア・ネットワークス(4423)

株価:1,763円⇒1,477円(-16.22%)

PER12.9倍、PBR3.1倍、配当利回り3.86%

22.3 2Q(実績)売上+2.8%、営業利益+21.6%、最終利益:+24.5%

22.3 通期(予想)売上+2.2%、営業利益+4.9%、最終利益:+4.8%

丸紅傘下の情報通信サービスを行う会社です。首都圏中心に全国規模の自社光ファイバー網を持っており、マンション全戸一括型でトップシェア。法人向けは専用線のインターネットサービスを特徴にしています。2018年の上場以降、増収増益を続けており、22.3期は3期連続最高益を見込みます。配当は2019年から開始で連続増配中です。

上半期は増収・二桁増益で折り返し。好調です。反面、株価は下落しており、配当利回りはなかなか魅力的な水準になってきたように思います。

マックス(6454)

株価:1,987⇒1,863円(-6.24%)

PER15.8倍、PBR1.1倍、配当利回り2.65%

22.3 2Q(実績)売上+18.2%、営業利益+26.8%、最終利益+25.1%
22.3 通期(予想)売上+13.4%、営業利益+11.3%、最終利益+9.6%

複写機内蔵綴じ機やホッチキス、建築作業用くぎ打ち機で国内首位。個人的に好みの「ニッチな分野でナンバーワン」企業です。28年間非減配で株主還元を重視している銘柄でもあります。

上半期は二桁の増収増益と、コロナ影響を受けた昨年から復調してきました。2Qの決算発表と併せて上方修正も発表されています。今後の動向にも注目しておきたい所です。

 

以上です。

配当利回り3.5%超えが2銘柄ありました。業績は割と好調な銘柄が多いですが、株価がついてきません。こういう時にコツコツと仕込んでいきたいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございました。