こんにちは。
CMなどでお馴染み、家電量販店のコジマ(7513)を100株購入しました。
購入した理由は、7/8に行った3Q決算発表と併せて株主優待制度の拡充が発表されたためです。翌7/9、株価が大幅に下落した所を拾った形です。
今回は、拡充されたコジマの優待内容を紹介したいと思います。また、ついでに家電量販店の株主優待を比較してみました。皆様のご参考になれば幸いです。
コジマについて
コジマは、ビックカメラ傘下の家電量販店です。ターミナル駅周辺への出店(都市型店舗)が中心のビックカメラに対し、コジマは郊外型店舗が中心です。昨年(20.8期)、コロナ禍による外出自粛の影響で都市部の人流が激減したことでビックカメラの業績は大きな打撃を受けました。一方、郊外に店舗を有するコジマはコロナ影響を受けながらも巣篭もり需要を取り込み、最終減益もビックカメラと比較すると減益幅はマイルドで済みました。結果、ビックカメラ減配、コジマ増配と明暗分かれた格好ですが、ビックカメラグループ全体としては店舗の立地による分散効果があったと言うことかなと思います。なお、コジマの株価指標は以下の通りです。
株価:684円
配当:10円(配当利回り:1.46%)
PER:7.99倍、PBR:0.94%
コジマの優待内容
コジマの株主優待は、100株以上の保有で同社およびビックカメラグループ店舗、通販サイトで使える買物優待券(金券)が貰えます。割引券では無く現金同等に使える金券なので使い勝手が良いですね。権利月は年1回、8月末になります。
貰える金券の額面ですが、保有株数に応じて以下の様になります。
100株:1,000円
500株:3,000円
1000株:5,000円
3000株:15,000円
5000株:20,000円
例によって?100株保有が最もお得になりますね。
拡充された優待内容
さて、そんなコジマの株主優待ですが、2021年8月末権利分より長期保有特典が導入されます。純粋に優待拡充と言って良いですね。
具体的には、8月末権利で保有期間に応じて以下の額面がプラスになります。100株2年以上の保有で3,000円、優待の利回りは4.4%になりますね。
1年以上:1,000円
2年以上:2,000円
保有株数の多い方にはインパクトが小さいかもしれませんが、優待廃止・改悪する銘柄が多い中、長期的に優待を維持していこうとの経営陣の考えの現れと前向きに捉えています。同じく家電量販店でも優待改悪した銘柄がありましたが、それに比べると信頼感も高まり安心して保有できそうです。完全な個人的見解ですが、同社については、優待廃止・改悪は当面の間は考えなくてよいと判断しています。
なお、既に株主の方については、過去に遡って保有期間の判定がされるそうです。気になる方は、以下URLからチェックしてみて下さい。
kojima.net - 企業・IR情報 - 株式情報 - 株主優待制度
家電量販店の優待内容を比較してみた
この機会に、家電量販店の優待内容をざっと比較してみました。比較対象は非上場のヨドバシHDを除く売上上位7銘柄です。各銘柄とも最もお得になる100株保有の場合(年額)を記載しています。なお、割引券は使い勝手が悪いため、優待目的と言う観点からは個人的に眼中にありません。故に利回りも算出しておりませんのでご了承下さい。
家電量販店の優待比較(株価は2021年7月12日終値)
売上で見るとヤマダHDが圧倒的ですね。ただ、ここの優待は割引券である上に直近で優待改悪がありましたので、優待目的であれば個人的に避けたい銘柄です。
使い勝手の良い金券が貰えるのは4銘柄。配当+優待の利回りで見るとエディオンが際立っているでしょうか。長期保有ですが、ケーズHD、エディオンは1年以上で最大(+1000円)、ビックカメラとコジマは2年で最大(+2000円、1年保有で+1000円)となります。2年以上継続保有が前提なら、ビックカメラ軍団の優待利回りが光りますね。また、少額投資であれば単価の安いコジマと言うことになります。正直、長期保有特典が導入されるまでは眼中に無かった銘柄ですが、長期保有特典が導入されたことで投資魅力がグッとアップした印象です。事実、翌日の暴落時に買いに動きました。
なお、上新電機は1株から優待が貰えます。年1回、9月末権利ですが、5,000円分の割引券(最大10%off)が貰えます。
なお、株主優待は廃止・改悪の可能性がありますので、その点ご留意の上で投資判断をして頂けますようお願い致します。
以上、コジマの株主優待拡充と家電量販店の優待比較でした。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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