こんにちは。
最近は株価が下落していますが、僕はタイミングをあまりはからず、毎月コツコツ買い、バイ&ホールドを貫いていく所存です。そもそも相場の上下を読んで売り買いで儲けることは自分には不可能と諦め、長期保有による株主メリットを享受するスタンスです。
株主メリットには大きく分けてキャピタルゲイン(値上がり益)とインカムゲイン(配当)の2つがありますが、それ以外の楽しみとして株主優待があります。株主優待には賛否両論ありますが、投資家の裾野を広げる言う意味では一定の役割を果たしているのではと思っています。小難しい用語や数字が分からなくても、「とりあえず始めてみよう」と言う動機付けになるのかなと。我が家でも、株式投資に興味の無い家族に株式投資のメリットを伝えるのに利用させて頂いてます。
さて今回は、生活メリットのある株主優待を4つ紹介します。カタログギフトが貰える優待銘柄は大変人気ですが、「生活メリット」にスポットを充てて現金同様に使えて優待利回りが高い、少額投資可能な銘柄を選びました。
本記事は、2021年の優待内容をもとに作成しています。また、株価等の数値は2022年1月25日終値を基準にしています。
株主優待は改悪や廃止になることがあります。投資に当たっては、リスクを理解の上ご自身でご判断下さい。
TOKAI HD
株価:863円
配当:30円(配当利回り:3.48%)
優待は同社商品・サービス割引などから選択する形です。利回りは下がりますが、クオカードも選択可能です。権利月は3月、9月の年2回。
詳細は以下の記事で紹介しています。
色々選べますが、断トツでお得なのが子会社のTOKAIコミュニケーションズが提供する格安SIM「LIBMO」の割引です。100株保有で4,200円分(350円/月×6ヶ月分 ×年2回)の割引が受けられます。LIBMOを契約する必要がありますが、利回りは4.87%と破格です。なお、300株保有で10,200円分(850円×6ヶ月分 ×年2回)の割引になります。利回りは3.94%と多少落ちますが、これでも十分です(僕は300株ホルダーです)。
LIBMOの月額料金ですが、5GBで1,518円、20GBで1,991円(いずれも税込、音声通話付きプラン、通話料金は別)となっており、他の格安SIMと比べてもそんなに割高ではありません。僕は5GBを契約していますが、年間の通信料金(1,518円×12ヶ月=18,216円)の半額以上を優待割引で賄えており生活メリットを実感しています。
更に、家族名義でも保有しています。LIBMOの優待割引は1契約で1名義分しか使えないんですが、家族分の優待を同社ポイント(TLCポイント)で受け取ってLIBMO支払いに使うことが可能です。同居家族であれば優待ポイントをまとめて受け取ることが可能なので非常に使い易いです。クオカードも選べますが、ポイントの方が額面が高いのでそうしています。100株で1,000ポイント、300株で2,000ポイントを年2回です(1ポイント=1円)。家族名義では300株×1、100株×2を保有しており、合計8,000ポイントになります。優待割引と合わせて18,200円相当、ほぼ年間の通信料金をペイする計算になります。
おまけに、昨年は議決権行使と株主アンケートへの回答を条件に、1,000ポイント(×保有名義数)を頂けました。仮に今年も継続されるなら、年間の通信料金を支払った上でお釣りが来ることになりますね。
ビックカメラ
株価:1,005円
配当:15円(配当利回り:1.49%)
優待はグループ会社店舗、通販サイトで使える買い物券(金券)です。割引券では無いのが良いです。1枚1,000円相当、保有株数と保有期間に応じて貰える枚数が異なります。権利月は2月、8月の年2回。
コロナ禍の昨年、業績は打撃を受けて減配になりましたが、優待は維持しました。優待改悪した同業首位のヤ○ダHDとは対照的です。今後も続けていってくれるものと期待しています。
(使用期限があること、お釣りが出ないことを除けば)現金同様に使え、ビックカメラは家電以外にも食品、生活用品、おもちゃ、雑貨など売っており、何かと利用場面があり生活メリットが大きいです。
額面は100株保有で2月:2,000円、8月:1,000円の計3,000円。8月優待は1年継続保有で2,000円、2年継続保有で3,000円にアップし、年間では最大5,000円となります。2年間の継続保有が必要ながら、利回りは4.98%となるので大きいですね。保有株数に応じて貰える額面がアップしますが、100株保有が最もお得です。
我が家では100株ずつ3名義まで保有しており家族全員コンプリートまであと1名義です。洗剤や歯ブラシ、乾電池などの日用品を買うことが多く、やはり生活メリットを感じます。
買い物券の株主優待も魅力ですが、ここも更におまけがついています。ビックポイント+3%クーポンと、不要品の買取サイト「ラクウル」の査定1,000円増額クーポンです。ラクウルは不要品の回収・買取りサービスですが、仮に査定額がゼロであっても、優待クーポンを使うときっちり1,000円増額して貰えます。試しに25年前のCDを出品した所、査定額50円の所に1,000円増額されて1,050円を受け取ることができました。
東京個別指導学院
株価:578円
配当:26円(配当利回り:4.5%)
優待はカタログギフトです。幾つかの商品から選べますが、図書カード1,500円分が最もお得そうです(利回り:2.60%)。権利月は2月。ここもコロナ禍の昨年は赤字スレスレの所まで行きましたが、配当、優待ともに維持していますね。
健康で文化的な最低限度の生活を送るに当たり、1年間で1冊ぐらいは本を買うのではないでしょうか?
図書館で借りれば無料ですが、所望の本が無かったり、あっても順番待ちになることが多いです(僕の自治体の場合ですが)。なので、欲しい本は買って読むことにしています。そして読んだらフリマサイトで売ります。状態が良ければ1,500円で買った本が1,000円ちょっとで売れますので、500円ぐらいの手出しで済みます。ECサイトで購入することが多いですが、書店で買うこともあります。小学生の子ども用の問題集も書店で購入します。我が家は塾や通信教育はやっておらず、専ら市販の問題集で学習させています。こちらは子どもと一緒に現物を見て選ぶので、書店での購入が圧倒的に多いです。図書カードがあると重宝しますね。我が家ではまだ1名義しか保有できていませんが、機会があれば家族分も保有したい所です。
システム情報
株価:876円
配当:17円(配当利回り:1.94%)
優待はクオカードです。あと、抽選になりますが旅行券10万円分が当たります。権利月は9月。
クオカード優待の額面は以下の通り。保有株数と保有期間で異なりますが、100株を長期保有するのが最もお得です。100株3年保有で優待利回り2.28%です。
- 100株以上:クオカード500円(継続保有1年で1,000円、3年で2,000円)
- 1000株以上:クオカード1,000円(継続保有1年で2,000円、3年で4,000円)
クオカードはコンビニ、書店などで使える現金同等物で使い勝手が良いですね。コンビニは割高なので極力利用しない様にしていますが、出張その他の事情で利用する時もありますので、そんな時に重宝します。
(意外と?)色々な書店でも使えますので、前述の図書カードと合わせて健康で文化的な最低限度の生活を維持するのにも使えます。また、ドラッグストアのマツモトキヨシでも使えるので、ティッシュやシャンプー、洗剤などの日用品の購入に充てれば生活費の節約にもなります。
ここは抽選で50名に10万円分の旅行券が当たりますので、我が家では家族総出(4名義)で同社株を保有しています。
生活メリットのある株主優待銘柄4選
以上、少額投資可能で生活メリットのある株主優待銘柄を4つ紹介しました。いずれも通信、日用品、教育と生活費の節約に役立っています。
今回紹介した4銘柄の配当、総合(配当+優待)利回りを以下に示します。
- TOKAI HD(配当:3.48%、総合:8.35%)
- ビックカメラ(配当:1.49%、総合:6.47%)
- 東京個別指導学院(配当:4.50%、総合:7.10%)
- システム情報(配当:1.94%、総合:4.22%)
※総合利回りは、長期保有特典を含めて最も利回りが高くなる場合を前提に算出
最後までご覧頂きありがとうございました。