はじめに
今回は2024年1月の国内株の売買、ポートフォリオの記録になります。
2024年が明けたかと思えば1月がもう終わってしまいました。本当に時が経つのは早いですよね。人生の残された時間があとどのぐらいか分かりませんが、いかに時間が貴重かを実感している所です。
2024年の運用方針は前回の記事に書いた通りですが、以下の様に考えています。
- インカム(配当&優待)銘柄はこれまで通り分散投資
- グロース株は分散→集中へのシフトを進める
- 米国株への投資金額を2023年の2倍に増やす
- 銘柄数は日本株60、米国株16までとする
長期投資を前提にしつつ、銘柄数を増やし過ぎないために多少の入れ替えは必要かなと考えています。また、大切な時間やエネルギーを使い過ぎない様に株式投資とは適切に距離を取ると言う意味合いから、売買回数は出来るだけ少なくすることもテーマの1つとしたいです。ちょうど1年前に基本的なテクニカル分析(チャート)の勉強をしましたが、これ実は売買回数を減らすためだったんですよね。自分はファンダ派だからテクニカルを勉強しないなどと言うことは一切考えておらず、使えるものは使っていこうとのスタンスです。
相場環境
それでは、1月の相場環境について振り返りです。
2024年1月の日経平均株価の推移は、33,464(12/29終値)⇒36,286円(1/31終値)となりました。年末ラリーに引き続き、年が明けても好調だった日本株。バリュー株、大型株が引き続き強かった様に思います。反面、グロース株、中小型株は売られた印象で、保有株でも含み損が拡大しました。
小型株も含むマイPFは日経平均には劣後したものの連日高値を更新。月を通して、PF全体として下げたのは小さいのも併せて4~5回程度だった様に思いますので、体感的にはほぼ上げっ放しの相場でした。月末の1/31には運用額が過去最高となり、気分良く1月を終えることができました。
アノマリー的には節分天井などと言われたりしますが、どうなるでしょうか。まあ先のことは分かりませんので、どう転んでも良い様に心とお金の準備をしておきたいと思います。
売買記録
2024年1月の売買記録です。
〇新規投資
ウエルシアHD 100株
ナカニシ 100株
竹内製作所 10株
〇買い増し
日本駐車場開発 400株⇒600株
〇売り
なし
ウエルシアHD(3141)に新規投資。長期的に業績は緩やかに上昇しているものの株価がここ数年下げ続けており密かに狙っていた銘柄です。2月末権利で株主優待もあり入り所を探っていた折、当社の親会社のイオンが同業大手のツルハHDの株を追加取得すると言うニュースが出ました。
イオン ツルハHD株 香港の投資ファンドから取得の方向で交渉 | NHK | 医療・健康
翌日、株価が上昇した所でエントリー。ややジャンピングキャッチの感もありますが、予想PER18倍台は当社水準からすると安値付近になります。ドラッグストア業界は国内では飽和状態になりつつあり、かつてのコンビニや回転すしの様に優勝劣敗・業界再編が進むのは間違いないとの見立てを持っています。ウエルシアーツルハの合併が実現すれば業界断トツの規模になります。また海外進出に積極的なツルハを取り込めるのもウエルシアにとって大きいかと思っています。まあ株主優待を貰いながら、ゆっくりと事の成り行きを見守っていきたいと思います。
主力候補のナカニシ(7716)を打診買い。歯科製品で世界トップ級、革新的「削るテクノロジー」を持つ会社です。過去5年の成長率(CAGR)は売上7.2%、営業利益10.2%と高成長。営業利益率、ROEともに高水準。直近でM&Aも進めており、成長意欲の高い経営姿勢にも好感。前から欲しかった銘柄ですが、昨年11/10に業績下方修正が出て急落、以降も軟調な株価となっており、ここがチャンスと思い打診買いしました。もう少し下げたら更に追加したいです。
日本駐車場開発(2353)、竹内製作所(6432)はインカム狙いでコツコツ買い集めている所です。竹内製作所は今の配当利回りは3%そこそこですが、増配率が高く将来の高配当として期待しています。
運用資産状況(2024年1月31日現在)
運用資産:17,172,134円、対前月+1,353,603円
確定損益:+0円(2024年)、+328,527円(通算)
評価損益:+23.23%、対前月+4.25ポイント
新規投資したウエルシアHDとナカニシでざっくり50万ですので、買いの額としては多くなりました。好調な相場も手伝って、運用額は前月から100万円以上の増加、含み益も大きく増えました。年初から好調です。まあ、そのうち調整局面が来るでしょうから、今の調子がいつまでも続かないことを念頭に置きつつ、常にキャッシュポジションを確保して淡々と買い増しを続けていきたいと思います。
国内株ポートフォリオ
構成銘柄は以下の様になっています。四捨五入して保有比率5%以上の銘柄のみ社名を表示しています。株価上昇によりSHOEIが顔を出してきました。保有銘柄数は先月から3つ増えて50となりました。
含み損益ランキング
続いて含み損益ランキングです。「額」で表示します。
含み益上位5銘柄
- 日本取引所G:384,600円(+64.04%)
- KDDI:+328,305円(+45.31%)
- TAKARA & COMPANY:+315,300円(+59.11%)
- MCJ:+302,000円(+32.20%)
- オリックス:+274,500円(+77.54%)
みずほリースがOUT、主力のMCJがIN。主力株が好調だと嬉しい限りです。
含み損上位5銘柄
- エスプール:-172,500円(-35.68%)
- ピックルスHD:-144,900円(-27.24%)
- SHOEI:-116,800円(-12.82%)
- MonotaRO:-103,200円(-15.56%)
- ウエルシアHD:-9,600円(-3.71%)
約10年間続いていた増収増益が止まってしまったエスプールが1位となりました。1/12の本決算発表後に株価が急落しました。事業構造の転換期に来ており、この先数年は厳しいかもしれません。2010年頃の業績低迷期に現在行っているポートフォリオ経営に切り替え業績を(株価も)大きく伸ばした当社ですが、同様の飛躍ができるかどうかですね。ひとまず保有継続ですが、見守るのか撤退か、是々非々で考えたいと思います。
1位~4位は固定メンバー、いつメンですね。5位のウェルシアHDはジャンピングキャッチした感はありますが、そのうち上昇に転じていく想定です。直近の決算発表を無事通過したと思われるSHOEI、MonotaROも底打ち期待です。今、上位4銘柄以外に大きな含み損を抱えている銘柄は無く、日本株PF全体の含み益は300万円以上(+23.23%)となっています。これだけあれば多少の株価変動には耐えられるのかなと思います。今後も損小利大を追求していく所存です。
以上、2024年1月の売買記録、ポートフォリオでした。