こんにちは。
今回は、僕が考える長期投資に適した銘柄の特徴について書いてみたいと思います。
僕は高配当・配当成長株への長期投資を主に行っていますが、以下の点を重視しています。今年に入ってから始めた銘柄分析シリーズでも、以下の観点を意識して銘柄を選んでいるつもりです。もちろん、すべてを満たさない銘柄がほとんどですが、理想的にはこんな感じです。
・長期的に業績(売上、利益)が伸びている
・長期的に株価が伸びている(10年チャートが右肩上がり)
・長期的に配当が増えている
・稼ぐ力(営業利益率、ROE)が高い、あるいは改善傾向にある
・財務(自己資本比率、D/E等)が良い、あるいは改善傾向にある
・平常時は営業CF>>投資CF(特に設備投資が少ない)
・割高過ぎない
・ワイドモート*やストックビジネス**を持っている
➥参入障壁が高かったり安定した収益を上げ続けられるビジネスモデル
・過去のトレンドが今後も長期的に続きそう
基本は業績と財務です。長期的なトレンドで見てます。
加えて、配当金を目的とするのであれば、長期的に配当が増えていることも重要だと思います。業態としても、参入障壁の高さや安定性は重視しています。最後の項目は感覚的な部分ですが、一生懸命考えて判断する様にしています。
欲張りですが、これらを満たす銘柄を見つけて長期保有することが資産形成への近道だと考えています。全てを満たす銘柄は中々見当たりませんが、過去に取り上げた中で言うと、TAKARA &COMPANY(7921)と沖縄セルラー電話(9436)が割と当てはまりそうです。
最後までご覧頂き有難うございました。
*ワイドモート
Wide(=広い) Moat(=堀)で、直訳すると広い堀です。城の周りの堀が広ければ広い程、城を攻め落とすことが難しい。これをビジネスの世界に当てはめて、他社からビジネス(=城)を守る参入障壁(=堀)を意味します。
**ストックビジネス
連続性があり時間経過とともに収益が積み上がる構造のビジネスです。安定した売上が見込め、外的要因にも左右されにくいのが特長です。通信インフラ(NTT、KDDI)をイメージすると理解しやすいですが、月額利用料と言う形で毎月収益を上げられ、不景気だからといって解約することもありません。
TAKARA & COMPANYの分析記事です。 稼ぐ力(営業利益率、ROE)の指標がやや低いですが、安定成長です。
沖縄セルラー電話の分析記事です。業態的に設備投資が大きくなりますが、それ以外の指標は良好です。